【浦和-アル・アハリ】ショルツ『ど真ん中』PK成功で一時同点も、後半2失点を喫し2-4。世界挑戦4位で終える│クラブW杯3位決定戦
浦和のショルツ。2023 Asian Football Confederation (AFC)
ホセ・カンテがボレー弾、リンセンのヘッドでPK獲得も…。トドメを刺されて4失点。
[クラブW杯 3位決定戦]浦和 2–4 アル・アハリ/2022年12月22日23:30(22日17:30)/プリンス・アブドゥッラー・アル・ファイサル・スタジアム
サウジアラビアで開催中のクラブ・ワールドカップ(クラブW杯)2023の3位決定戦、J1リーグ浦和レッズ(アジア、AFC代表) はエジプト1部アル・アハリ(アフリカ、CAF代表)に2-4で敗れて、世界挑戦は4位に終わった。
浦和にとって、2023シーズン公式戦60試合目。マチェイ・スコルジャ監督にとってはレッズで指揮を執るラストゲームで、ギニア代表FWホセ・カンテもこの試合での引退を発表していた。
立ち上がりは浦和が主導権を握る。開始早々、右MFで起用された関根貴大が飛び出してチャンスを作りかけたが、シュートまで持ち込めない。
一方、エジプトリーグで現在4勝2分と無敗のアル・アハリは鋭利なカウンターからチャンスを作っていく。すると19分、ショートコーナーから先制に成功。さらに25分、自陣でのビルドアップで、アレクサンダー・ショルツから日本代表MF伊藤敦樹へのパスをカットし、追加点を奪う。
その後、浦和はリスクをかけていく。そして43分、約1か月半ぶりに先発復帰した酒井宏樹がジャンプヘッドで競り勝ち、最後は現役ラストマッチとなった33歳のギニア代表カンテがボレー弾を決める。
さらに54分、交代出場したブライアン・リンセンのヘッドが相手の腕に当たり、VARとOFRを経てPKを獲得。これをアレクサンダー・ショルツがど真ん中に決めて、ついに2-2と同点にする。
ところが直後、一瞬の隙を突かれると、相手のシュートが小泉の足に当たりオウンゴールとなって、再び勝ち越されてしまう。
さらに荻原拓也の不要なファウルで、PKを与えてしまう。しかし、ここでGK西川周作がPKストップのビッグセーブを見せる。
浦和は80分に興梠慎三を投入。前線に厚みを持たせていく。86分、コーナーキックからショルツが決定的なボレーを放ったが、これはGKのビッグセーブに阻まれてしまう。
そしアリ・マールルに直接フリーキックを叩き込まれてしまい万事休す……。浦和は2-4で敗れ、2023シーズン最後の試合を戦い切った。
浦和のメンバーは次の通り。
▽浦和レッズ
▼先発メンバー
GK
1 西川周作
DF
2 酒井宏樹
(65分 26 荻原拓也)
28 アレクサンダー・ショルツ
5 マリウス・ホイブラーテン
15 明本考浩
MF
3 伊藤敦樹
(80分 30 興梠慎三)
19 岩尾憲
(HT 10 中島翔哉)
14 関根貴大
(HT 9 ブライアン・リンセン)
25 安居海渡
8 小泉佳穂
(65分 17 アレックス・シャルク)
FW
11 ホセ・カンテ
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▼ベンチメンバー
GK
16 牲川歩見
31 吉田舜
DF
4 岩波拓也
66 大畑歩夢
MF
21 大久保智明
22 柴戸 海
27 エカニット・パンヤ
▼監督
マチェイ・スコルジャ