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大谷翔平も彩った名場面。MLB厳選『2025年の劇的クライマックス TOP20』ドジャースvsブルージェイズWS第7戦は2位、1位は!?

ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平。写真:AP/アフロ

公式サイトが選出、2025年を象徴する“衝撃のエンディング”

 メジャーリーグベースボール(MLB)はこのほど、激闘の続いた2025年シーズン、特に結末が印象的だった試合を厳選した『2025年の劇的クライマックス TOP20』を発表した。MLB公式サイトが特集したこのランキングでは、レギュラーシーズンからポストシーズンまで、野球の醍醐味が凝縮された名勝負が並んだ。

 2位に選ばれたのが、ワールドシリーズ第7戦、ロサンゼルス・ドジャース対トロント・ブルージェイズだ。延長11回にもつれ込む死闘の末、ドジャースが5-4で勝利し、シリーズ制覇を決めた一戦だ。

 大谷翔平は攻撃の流れを作る重要な役割を担った。直接の決勝打こそなかったものの、相手投手にプレッシャーを与える打席内容と走塁で得点機を広げ、チームの反撃を下支えした。MVP級の存在感は、大舞台でも変わらなかった。

 9回にはミゲル・ロハスが同点本塁打を放ち、さらにウィル・スミスの一発でドジャースが勝ち越し。ブルージェイズも最後まで食い下がったが、最後はサプライズ登板した山本由伸が圧巻の投球を見せ、ダブルプレーで決着がついた。紙一重の攻防が続いた、まさに究極のWSラストマッチ・第7戦だった。

 しかし、この歴史的な第7戦を上回る1位に選ばれたのが、同じワールドシリーズ第3戦。延長18回、6時間39分に及ぶ大熱戦の末、フレディ・フリーマンが放ったサヨナラ本塁打が、2025年シーズン最高のクライマックスと評価された。

 MLB公式サイトは「2025年は最後の一球まで目が離せない試合が続いた」と総括。劇的な結末の数々は、ファンの記憶に長く刻まれることになりそうだ。

■MLB厳選「2025年の劇的クライマックス TOP20」一覧

※順位 日付など 対戦カードスコア

20位: 7月2日 ブルージェイズ vs ヤンキース 11-9
19位: 8月1日 ロッキーズ vs パイレーツ 17-16
18位: 9月5日 メッツ vs レッズ 5-4
17位: 4月22日 カブス vs ドジャース 11-10(延長10回)
16位: 7月8日 ジャイアンツ vs フィリーズ 4-3
15位: 10月 NLDS第4戦 ドジャース vs フィリーズ 2-1(延長11回)
14位: 10月 NLCS第1戦 ドジャース vs ブリュワーズ 2-1
13位: 5月13日 タイガース vs レッドソックス 10-9(延長11回)
12位: 8月1日 マーリンズ vs ヤンキース 13-12
11位: 7月 MLBオールスターゲーム NL勝利(スイングオフ)
10位: 9月26日 レッドソックス vs タイガース 4-3
9位: 7月11日 レッドソックス vs レイズ 5-4
8位: 8月16日 ブリュワーズ vs レッズ 6-5(延長11回)
7位: 9月20日 マリナーズ vs アストロズ 6-4
6位: 10月 ALCS第7戦 ブルージェイズ vs マリナーズ 4-3
5位: 10月 ALDS第5戦 マリナーズ vs タイガース 3-2(延長15回)
4位: 9月6日 オリオールズ vs ドジャース 4-3
3位: 11月 WS第6戦 ドジャース vs ブルージェイズ 3-1
2位: 11月 WS第7戦 ドジャース vs ブルージェイズ 5-4(延長11回)
1位: 10月 WS第3戦 ドジャース vs ブルージェイズ 6-5(延長18回)