【移籍】伊藤洋輝の同僚キム・ミンジェに浮上したイタリア復帰案。ACミランがバイエルンに接近
バイエルンのキム・ミンジェ。写真:ロイター/アフロ
実現には高いハードル
ACミランが2026年1月に開く冬の移籍市場で、ドイツ・ブンデスリーガ1部バイエルン・ミュンヘンに所属する韓国代表DFキム・ミンジェの獲得を検討している。日本代表DF伊藤洋輝の同僚でもあるセンターバックのイタリア・セリエA復帰の噂が再び取り沙汰されている。
イタリア紙『ガゼッタ・デロスポルト』が12月31日に報じた。ミランはこれまで前線の補強を優先してきたが、現在、守備陣に深刻な不安を抱えている。直近のリーグ戦エラス・ヴェローナFC戦では、マッテオ・ガッビアを負傷で欠き、ベンチにセンターバックを本職とするタレントがほぼいない状態が続く。若手ダビド・オドグがデビューを果たしたものの、拮抗した展開や重要な試合を考えると、経験豊富な即戦力CBが必要と判断されている。
その候補の一人がキム・ミンジェだ。SSCナポリ在籍時にセリエA制覇の原動力となった実績を持ち、リーグへの適応にはまったく問題がない。
今季のバイエルンでは出場機会が限られ、ブンデスリーガ9試合・525分、UEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)5試合・161分などにとどまっている。伊藤やアルフォンソ・デイヴィスら負傷者が戦列に戻ってきていることも手伝い、そうした状況が、去就の憶測を呼んでいる。
もっとも、交渉は容易ではない。「最大の障壁は年俸」で、ミランが移籍条項を全面的にクリアするのは不可能と見られる。そのため実現するとなれば、バイエルンが給与の一部を負担するレンタル移籍、将来的な買い取りオプション(または義務)付きが前提条件になる見通しだ。
報道によれば、キム本人はイタリアで再評価を得ることに前向きとされる。ただ、直近では筋肉系のトラブルで年内最終戦を欠場しており、コンディション面も判断材料となる。ミランは同時に、チェルシー構想外のアクセル・ディサシや、元ラツィオで現在ラージョ・バジェカーノに所属するルイス・フェリペら、より現実的な選択肢も並行して検討している。
伊藤が中足骨の骨折から復帰し、左サイドバックとCBに対応できる柔軟さも見せ、ヴァンサン・コンパニ監督からも信頼を得つつある。もちろん、昨季終盤にケガ人が相次いで欧州CLを落としたバイエルンにとって、キム・ミンジェは依然重要な戦力である。
ミラン、キム・ミンジェ、バイエルン……それぞれの理想とする解は導き出せるのか。
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ミランは12月31日時点、セリエAで首位インテル・ミラノと勝点1差の勝点35で2位につけている。




