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【鹿島】キャプテン柴崎岳が約5か月ぶり出場、鈴木優磨へのロングフィードで決勝点演出、昨季のリーグ優勝は「一番悔しくて、最も嬉しいタイトルの一つ」

柴崎岳。写真:松村唯愛/(C)Yua MATSUMURA

背後への動き出しを察知。「前半からベンチの中で…」

[特別大会 地域2節]鹿島 1-0 横浜FM/2026年2月14日15:00/メルカリスタジアム

 特別大会「J1百年構想リーグ」地域リーグラウンド第2節、鹿島アントラーズのキャプテン柴崎岳が横浜F・マリノスとの一戦、途中出場から大仕事をした。自陣から鈴木優磨の動き出しを察知してロングフィードを放ち、背後のスペースを攻略することに成功。鈴木優磨を起点に小川諒也のクロスをレオ・セアラがヘッドで叩き込み決勝点をもたらした。

「前半からベンチの中で、スペースに走り込む選手と、そこにパスを出す選手のタイミングが合わないという話をしていました。もう少しそういう(背後を突く)パスを出してもいいんじゃないかという話をしていました。あのシーンでは、優磨がいいタイミングで背後のスペースに抜け出してくれたので、点につながってよかったです」

 ややアバウトなボールでも鈴木(やレオ・セアラ)がなんとかしてくれる。そのチームと個の強みを生かして生まれた、ある意味、鹿島らしい迫力のある崩しだった。

 今季はキャンプから縦への意識を強めていると鬼木達監督からも評価されてきた。柴崎本人は「楽しんでプレーできていると思います」と自然体だ。

 公式戦出場は実に昨年9月以来となった。昨季リーグ優勝を果たしたが、シーズン終盤はベンチ外も続いた。

「やっぱり試合に出ていたほうが楽しいです。選手としてはそこが一番」と率直な思いを明かす。

「今日何とかチームの勝利に貢献できてよかったなと」

 スペインから帰還し、初めて獲ったタイトルとなった。

「サッカー人生のなかで、いちばん悔しかったですし、最も嬉しかったタイトルのひとつ。表裏一体の感情がありました」

 柴崎は率直な想いを語る。

「悔しい時期もありました。個人的には非常に難しい状況でしたが、目を背けずやり続けて、獲得したタイトルでした。試合に絡めない状況で獲ったことがなかったので、悔しさと嬉しさがありました」

 もちろん練習から一切手を抜かない。そんなキャプテンがいるからこそ成し遂げられた9年ぶりの戴冠でもあった。

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 そして今大会初勝利、ホームで勝点3を獲得した。特に中盤の若手選手たちには、最低限でも、これぐらいの仕事をしなければというラインを見せつけたと言えるのではないだろうか。