なぜ一度で終わる? Jリーグ観戦「2回目」に来ない理由をいわきFCが分析。浮かび上がる“キーマン”とは…
Jリーグ フラッグ 写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
インタビュー調査も実施。“詳しい人”の存在が影響
J2リーグのいわきFCは3月27日、2025シーズンのホームゲーム来場者データの分析と来場者へのインタビュー調査の結果を発表した。クラブは新規来場者の“ファン化”に向けた課題を探るなか、「なぜ2回目の来場につながらないのか」という実態に迫っている。
今回の調査では、Jリーグマーケティングデータベースを活用し、来場回数や会員データなどを分析。その結果、来場者は「1回のみで終わる層」と「シーズンを通して通い続ける層」に二極化していることが明らかになった。1回のみの来場者が最多となる一方、全試合に足を運ぶ熱心なサポーターも一定数存在している。
この背景を探るため、クラブはインタビュー調査を実施した。初観戦から短期間で“ロイヤル化”する人の特徴として、「詳しい人と一緒に来場していた」「スタジアムで迷わず観戦に集中できた」「推し選手や再訪のきっかけができた」などの共通点が挙げられた。
一方、2回目の来場につながらなかったケースでは、「駐車場や動線で迷った」「試合前に疲れてしまった」「次につながる動機がなかった」といった“体験面でのマイナス”が要因に。スタジアム体験の質が継続来場を左右している実態が浮かび上がった。
クラブは今回の結果について「初回来場時の不安やストレスをいかに取り除くかが重要」と分析。アクセスや座席、導線などの“来場前後の不”を解消し、純粋に試合の熱狂を味わえる環境づくりが、ファン定着の鍵になるとしている。
また、初観戦をサポートする存在の重要性も指摘されており、「詳しい人」との来場がファン化を後押しする要因となっていた。いわきFCは今後、初来場者向けの案内施策や専用サポートの導入などを進めていく方針だ。
スタジアム体験の魅力づくりの観点では、地元のスター選手や話題性のある“タレント”の存在が再来場の動機となる可能性もある。ピッチ内外での訴求力の強化が今後の課題となる。
いわきFCは「全試合満員」の実現に向け、データと現場の声をもとにファンベースの拡大に取り組んでいく。
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