【町田vs浦和】疑惑の判定、小森飛絢への昌子源のタックルはファウルか。なぜVARが介入しなかったのか?

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JFA審判委員会がVAR運用規定を強調したことも影響した可能性

[J1百年構想リーグ 地域ラウンド最終節 第18節] 町田 1–0 浦和/2026年5月22日19:30/MUFG国立競技場

 特別大会「J1百年構想リーグ」地域ラウンド最終戦となる第18節、FC町田ゼルビアがエリキのゴールで浦和レッズに1-0の勝利を収めた。

 この試合での開始6分、問題のシーンがあった。浦和は中島翔哉のフィードから、岡村大八の背後にあったスペースを小森飛絢が攻略。トラップからシュート態勢に入ったところ、後方から対応した町田DF昌子源がブロックし、小森は転倒。このプレーでシュートは打てなかった。

 スロー映像で振り返ると、昌子はボールには触れておらず、シュートを放とうとした小森の右大腿部に、やや後方からチャージしている。小森は直後にかなり痛がっており、見方によっては危険なプレーとも言えた。

 しかしVARの介入はなかった。もちろんVAR側でもこのプレーはチェックしている。おそらく主審は、昌子が先に体を入れ、そこへ小森が蹴りにいった――と判断したのだろう。

 主審がそのように解釈した場合、VARとしては「明らかな間違い」とまでは言えず、昌子のファウルを進言できなかった可能性が高いのだ。

 このほどJFA審判委員会は最近の判定の事例を取り上げ、VAR介入について、原則である「判定の明らかな間違い」がなければ、「介入するべきではない」と強調。Jリーグの審判団とも考えを共有し合った。

 プレーを最も近くで見ている主審の判断を尊重すべきという考え方もあり、そうした背景から、今回VARは主審に映像でチェックするOFR(オンフィールドレビュー)をリコメンドしなかったと見られる。

 また、試合終盤には中山雄太のハンドではないかと疑われるシーンもあった(こちらはVARの介入はあったが、OFRなし)。この場面でも主審は、中山が腕を引く動作のなかでボールが当たったことなどを選手たちに説明していた。手でバリアを作り、そこに当たったわけではないという解釈だ。こちらも見方によっては、根本健太のヘディングシュートを、中山が故意ではなくとも手ではたいているとも受け取れる。

 Jリーグの審判で多く見受けられる“守備者側”目線が優先されたことも、今回、疑惑の判定が多く見受けられた要因の一つに挙げられそうだ。欧州のスタンダードである“攻撃側”目線であった場合、いずれもPKになっていた可能性もあった。

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