【Jリーグ】槙野監督の発言が波紋を広げる「レフェリーが新ルールを採用した」「マジでレベル低い」。“明らかな誤審”ではないだけに…。敗因はそこか? 藤枝×徳島のハンド疑惑を巡り

槙野智章氏 写真:上岸卓史/(C)Takashi

リーグ9試合未勝利で完全失速。低迷を他責にしていないだろうか

[J2 第13節] 藤枝 0-1 徳島/2026年10月24日/藤枝総合運動公園サッカー場

 J2リーグ第13節、藤枝MYFCが0-1で徳島ヴォルティスに敗れ、リーグ9試合未勝利となった。

 この試合の68分、ハンドではないか? というシーンを巡る、藤枝の槙野智章監督の試合後の発言が波紋を広げている。

 0-1で迎えた68分、右サイドからカットインした藤枝の川本梨誉がさらにゴール前へ切り返すと、浮いたボールがバランスを取る徳島の田中隼人の左腕に当たった。主審はノーファウルと判断しプレー続行。すると藤枝の選手やスタッフがベンチそばにいた副審に詰め寄り、主審は笛を吹いて中断。槙野監督にイエローカードを提示した。

 槙野監督は試合後のDAZNのフラッシュインタビューで、「レフェリーがもしかしたら新ルールを採用したのかもしれないですけれどね。ボックス内で手を使ってもハンドを取らないですし」と、主審を批判。そのうえで、「マジでJ2のレフェリーのレベルを上げないと壊れます。マジで壊れます。連続だしね僕ら。誰かが代表して言わないといけない。誰も言わないから僕が言いますけれど、マジでレベル低い。これをやられると、選手の育成もそうですし、せっかくのJリーグがもったいないことになります」と、J2の主審のレベルが低いと主張した。

「本気で世界一、ワールドカップを目指そうと言っているなかで、こんなレフェリングをしたらダメ。こういうレフェリングをしている人が普通に笛を吹いたらダメ。もったいないしダメ」

 槙野監督はさらにまくし立てる。

「あとで意見書を出して、あれはハンドでした、ファウルでしたって言われても、もう遅い。絶対にダメ。あんなハンドを取らないなんて。見えないはダメ。全員見えているんだから。フォース(第四審)もいて、副審もいるのに。これはダメ」

 そのように一方的に主審・審判団を批判した。

 もちろん、VARのあるJ1であれば判定が異なっていた可能性はある。

 しかし、今回は主審と副審が確認したうえで最終的な判定を下している。ハンドの反則は主審の主観も関わるものであり、今回も、VTRで見ると田中の腕にボールが当たっているようだが、その腕の位置が体の動きに伴う自然なものだったかどうかが判断のポイントになる。明白な誤審だったと断定できるわけではないだけに、一方的な批判は、単に敗戦への不満を審判団にぶつけているようにも映る。

 また、副審をスタッフ陣らが囲い込むようにして抗議もしていた。こうした集団行為でのアピールはJリーグでは一向に減らず、審判団とも一緒に試合を作っているという意思の欠如はいまなお感じられる。

 過去には、V・ファーレン長崎の手倉森誠監督、浦和レッズのオズワルド・オリヴェイラ監督、サンフレッチェ広島のミヒャエル・スキッベ監督(現・ヴィッセル神戸)らが審判員への侮辱的な発言により、2試合のベンチ入り停止処分を受けたことがある。スキッベ監督には罰金20万円も科された。

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