【データ検証】ACL浦和、シュート0本、ボール保持率33.6%…防戦一方で勝点1
興梠慎三らFWがまだ流れのなかから得点できずにいる。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
デュエル勝率、空中戦勝率…全て上回られる。FWは流れからの得点がほしい。
[ACL GS2節] 北京国安 0-0 浦和/2019年3月13日/北京工人体育場
アジアチャンピオンズリーグ(ACL)2節、浦和レッズがアウェーで北京中赫国安(中国)にスコアレスで引き分けに持ち込み、勝点1を獲得した。勝点4の浦和はグループ首位。全北現代とブリーラムが勝点3で並ぶ。
アジアサッカー連盟(AFC)のまとめたデータによると、シュート数は北京国安20本に対し、浦和はなんと0本。防戦一方になりながら、辛うじて敵地で勝点1を獲得した。
カウンターを狙っているものの、自陣に費やす人数が多く、反撃に出た際になかなか推進力を与えられずにいるのは課題だ。興梠慎三をはじめ、浦和のFWはまだ流れのなかからゴールを決めていない。相手が後半に思った以上に体力が落ちなかったことなども要因に挙げられる。ただ試合中に布陣を変更してバランスを探る臨機応変さ、中盤でボールを収める「中継地点」を増やすなどの改善が必要かもしれない。
浦和は今週末の17日、アウェーでセレッソ大阪と対戦する。JリーグとACLの5連戦はここでひとまず終わる。最後を白星で飾り、改めて勢いをつけたいところだ。
AFCがまとめたACL北京国安対浦和戦のデータは次の通り。
北京国安 浦和
ゴール 0 0
シュート 20 0
枠内シュート 4 0
ボール保持率 66.4 33.6
デュエル勝率 53.7 46.3
空中戦勝率 55.6 44.4
インターセプト 10 17
オフサイド 2 0
CK 8 1
パス数 616 316
パス成功率 82.6 67.1
敵陣パス成功率 71.8 56.1
クロス 21 7
タックル 9 13
クリア 4 36
ファウル 13 20
警告 2 1
※単位は、率がパーセント、そのほかは回数、本数
文:サカノワ編集グループ