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【浦和 ACL優勝】酒井宏樹がサポーターに感謝「頼もしさしかなかった」、スコルジャ監督「プラス・ワンの力を与えてくれた」

酒井宏樹。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

「内容には差があり、謙虚にチーム力を上げて、こうしたレベルの相手にしっかり戦えるようになっていきたい」

[ACL決勝 第2戦] 浦和 1-0 アル・ヒラル/ 2023年5月6日18:00/埼玉スタジアム ※2試合トータル 2-1で浦和の勝利

  AFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)決勝・第2戦、浦和レッズ(日本 / J1リーグ)がノルウェー人DFマリウス・ホイブラーテンのヘディングシュートからのオウンゴールで、アル・ヒラル(サウジアラビア1部)に1-0の勝利を収め、2試合トータル2-1で優勝を果たした。浦和は通算三度目のアジア制覇。

 浦和のマチェイ・スコルジャ監督、キャプテンでAFC選定の大会MVPに選ばれた酒井宏樹が試合後、記者会見に応じた。

 スコルジャ監督はこのタイトルについて、次のように語った。

「素晴らしい選手がいて、ポテンシャルのあるチームで、もちろん(タイトル獲得へ)期待していました。キャンプの時点から大きなステージが待っていることを意識し、準備してきました。もちろん難しいステージになると分かっていましたが、ハードワークを怠らずやってくれました。タイトルを取れて幸せで、光栄なことです。表現する言葉が見つかりません」

 また、この日のレッズサポーターの後押しについて、指揮官は第1戦に向かう直前の川崎フロンターレ戦のあとの鼓舞から「プラス・ワンの力を与えてくれました」と感謝していた。

 また、酒井宏樹はサポーターについて、「今日は特別だったと思います。あのアウェーでの雰囲気のあと、これだけ圧をかけてくれて、頼もしさしかなかったです。これからリーグ戦でも常に勝ち続けることで味方になってくれるはずなので、彼らに頼るのではなく、一緒に闘っていきたいです」と語った。

 そして、このタイトルの持つ意味について――。

「キャリアの中で、僕は(柏)レイソルの時にリーグを取っていて、日本に移籍してきてからは、このACLを目標にしてきました。獲得できて非常に幸せなことです。リーグ戦は続きますし、内容には差があり、謙虚にチーム力を上げて、こうしたレベルの相手にしっかり戦えるようになっていきたいです」

 ただし、この勝利はあくまでも「タイトル獲得」のための戦い方。酒井は「リーグ戦にはつながらない」とも言い切っていた。

 またMVPに選ばれたカタール・ワールドカップ(W杯)日本代表のサイドバックは大会を通じて、「守備陣に求められるのはクリーンシート。失点しなければ負けません。それを意識していました。得点できると信じて、あとはやり遂げました。ただアル・ヒラルとは能力、個人の差はあったと感じています」とも語った。

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