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【浦和】ルーキー藤原優大が埼スタデビュー「やっとここまで来た」「ここで一発やってやろうという気持ちで臨んだ」

オンラインでの取材に応じた浦和の藤原優大。協力:浦和レッズ

CBを組んだ阿部勇樹の存在に、「人としての力が、自分には足りないところ」。

[ルヴァン杯 GS4節]浦和 0-0 湘南/2021年4月28日18:00/埼玉スタジアム2002

 浦和レッズのルーキー藤原優大が4月28日、ルヴァンカップ・グループステージ4節の湘南ベルマーレ戦、このカップ戦2度目の先発フル出場を果たし、無失点に抑えて貴重な勝点1をもたらした。浦和の選手として埼スタのピッチに立つ“ホームデビュー戦”となり、18歳のセンターバックは「埼玉スタジアムという舞台に、浦和レッズのエンブレムを付けてピッチに立てたことは感慨深く、やっとここまで来たかという思いとともに、やってやろうという気持ちになりました」と語った。

 3月2日のアウェーでの湘南戦(△0-0)、試合終盤に相手選手の腕が入り左眼窩底骨折を負った。その後治療とリハビリを経て戦列に戻り、今回、先発でピッチのチャンスを得た。そしてスタートは阿部勇樹、途中からは岩波拓也とセンターバックのコンビを組み、湘南の鋭いアタックを最後まで抑えてみせた。

「(槙野智章を含め3人と組んできたが?)自分は前へ強くアタックするタイプ。 後ろをしっかりカバーしてくれますし、『自信を持っていいよ』と声を掛けてくれて、すごく行きやすく、いわゆるベテランと言われる選手の安心感を練習から感じていますし、浦和レッズでそのような選手にならなければと思います。(リカスタイルについて)今は徐々に慣れてきて、戦術の部分の仕組みも理解していますが、スタメンで出ている選手たちに追い付けるレベルになく、学ぶ気持ちを持ってやっていかなければいけないと思っています」

 藤原が生まれた2002年にはすでにジェフユナイテッド市原(現・市原千葉)の中心選手だった、今年40歳になる阿部の存在について、次のように語っていた。

「自分に対する発言や行動の一つひとつに重みがあり、説得力があり、今日もどんどん前へアタックに行っていいと言ってくれました。安心感があり、思う存分プレーできて、すごく前へ行きやすかったです。人としての力が、自分には足りないところで、阿部選手の素晴らしさだと思います」

 青森山田高校時代、何度もこのスタジアムで戦ってきた。ただ新人のDFは、この埼スタのピッチに浦和のユニフォームを着て立てたことに喜びを噛み締めていた。

「埼玉スタジアムという舞台に、浦和レッズのエンブレムを付けてピッチに立てたことは感慨深く、やっとここまで来たかという思いとともに、やってやろうという気持ちになりました。ここで一発やってやろうと。ファンのいる埼玉スタジアムは本当に素晴らしく、リーグ戦で出場している選手たちは幸せなことで、1日も早くそのピッチに立ち、毎週戦い続けたいと思いました」

 ルーキーにとっての大きな一歩。「浦和の藤原優大」がこここから、力強くステップを踏んでいく。

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[文:サカノワ編集グループ]

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