移籍金12億円！日本代表MF堂安律の新天地はフライブルク「来週にも契約」

PSVがボーナス込みで設定、レンタルの可能性も？2010年には現・栃木SCの矢野貴章が在籍。

　オランダ・エールディビジ（１部）PSVアイントホーフェンの日本代表MF堂安律（DOAN Ritsu）が、ドイツ・ブンデスリーガ１部のSCフライブルクへの完全移籍に近づいている。オランダの『フットボール・インターナショナル』などが報じたなか、ドイツ専門誌『キッカー』が日本時間７月１日、同メディアの情報として「来週にも契約がまとまりそうだ」と報じた。

　PSVが保有権を持つ堂安は2020－21シーズン、アルミニア・ビーレフェルトに期限付き移籍。１部残留に大きく貢献し本人もドイツでのプレー続行を希望したが、チームは買取オプションを行使せず。

　そしてレフティはオランダに戻り、2021-22シーズン、レギュラーの座を掴むなど奮起。リーグ24試合・８得点・１アシスト、公式戦通算39試合・11得点・３アシストと活躍し、KNVBカップ優勝を果たした。

　そうしたなか、PSVを率いてきたドイツ人のロジャー・シュミット監督が退団し、ポルトガル１部SL1ベンフィカへ。また堂安と好連係を見せたワールド・マイスターの元ドイツ代表MFマリオ・ゲッツェもアイントラハト・フランクフルトへの移籍を決断。

　堂安も再びドイツ挑戦を希望し、一時は1.FSVマインツ05への移籍が近づいていると報じられていた。ただPSVは条件を引き上げたと言われ、今回、『フットボール・インターナショナル』によると、フライブルクがボーナス込みで850万ユーロ（約12億円）という条件を飲んだという。ちなみに『キッカー』は移籍金について、「ひと桁台のミリオンユーロが検討されている」という報じ方をしている。また別媒体ではレンタルの可能性もあると伝えている。

『フットボール・インターナショナル』は「ドーアンはフライブルクでチャンピオンズリーグに出場するという夢を叶えたいということだ」と、さらなる上位進出を目指すと息巻いているそうだ。

　フライブルクは昨季リーグ15勝10分９敗（58得点・46失点）の勝点55で６位と躍進を遂げた。2010-11シーズンには同年のワールドカップに出場した日本代表FW矢野貴章（栃木SC）がプレーしている。元浦和レッズ指揮官のフォルカー・フィンケ氏が長年監督を務め、育成年代と一体となった強化システムと環境を構築し、今なおその功績が称えられている。

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