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「俺はクレイジーだ」磐田のルクセンブルク代表FWがゴールパフォーマンスを”解説”

湘南戦の90+6分、ゴールを決めた磐田のロドリゲス。(C)SAKANOWA

23歳のロドリゲスが待望の初ゴール!! 清水との静岡ダービーのキーマンに。

[J1 6節] 湘南 0-2 磐田/2019年4月6日/Shonan BMWスタジアム平塚

 ジュビロ磐田のルクセンブルク代表FWロドリゲスが湘南ベルマーレ戦、試合終了間際の90+6分、FKをキャッチしたカミンスキーのスローから抜け出してシュートを決めて、試合を決定づける2点目をもたらした。本人にとっては待望のJリーグ初ゴール。そして試合後、彼は「初ゴールを決められたけれど、これが終わりではない。ここからさらにたくさんのゴールをを決めていきたいです」と意欲を示した。

 ロドリゲスはゴールを決めたあと、頭のあたりを両手の人差し指でぐるぐる回しながらアピールするゴールパフォーマンスを披露。磐田サポーターで埋まるゴール裏に来ると、深くお辞儀をして、歓声にも応えた。そして再び、頭のあたりをぐるぐる。

 そのパフォーマンスについて、ロドリゲスは次のように説明した。

「ルクセンブルク代表でもゴールを決めた時にした(2019年3月23日、EURO予選リトアニア代表戦で代表初ゴールを記録)セレブレーションでもあります。自分はちょっとクレイジーだという自覚があり、ピッチに入ると、そんな一面を見せてしまうんですが……。そういうプレーが好きでもあります。今回もそんなことをできたので表現しています。あのパフォーマンスはそういう意味です」

 ロドリゲスの「クレイジー」は、おそらく、普段にはない「熱狂」「興奮」という意味のようだ。また、何より、23歳のストライカーの背中を後押ししてくれたのが名波浩監督に感謝していた。

「自分のみならず、みんながゴールを決めたいという前に向かう意欲を持っていたからこそ、生まれたゴールでした。交代出場するまでに、みんながハードワークをしてくれたおかげで、あのようなシチュエーションが訪れました。名波監督からは『しっかりハードワークするように、しっかり決めるように』と背中を押され、すごくやる気に満ちてピッチに入ることができました」

 いろいろ考えながら、Jリーグの環境に少しずつ順応してきていることがうかがえる。

 開幕から3試合連続でスタメン出場したものの、結果を残せず、その後はメンバー外にもなった。今回初のベンチスタートとなり、途中出場からアダイウトンとともに前線のターゲットとなって湘南を脅かし、試合を動かすることに成功。そして投入後にチームは2ゴールを奪い、そのうち1ゴール奪取と期待に応える仕事をしてみせた。

 4月14日はエコパでの静岡ダービー(磐田のホームゲーム)。間違いなくキーマンになる、最も警戒すべきストライカーだ。

文:サカノワ編集グループ

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