渦中のポドルスキ、海で高級魚を釣る
神戸のルーカス・ポドルスキ。写真:上岸卓史/(C))Takashi UEGISHI
1キロ5000円以上のアコウと、出世魚のハネ。
[ルヴァン GS4節] C大阪 – 神戸/2019年4月24日/ヤンマースタジアム
ヴィッセル神戸に在籍する元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキが4月23日、自身のSNSのインスタグラム( @poldi_official )とツイッター( @Podolski10 )を更新した。
今回、ポドルスキは練習後に行ったとみられる海釣りの写真をアップ。スズキの出世魚「ハネ」、高級魚の「アコウ」を釣り上げ、満面の笑みを浮かべ、次のようにメッセージを添えた。
「Went fishing today … and it went really well(今日は釣りに行ってきた…実に上手くいったよ」)。ハッシュタグには「#enjoylife」という文言も入れていた。
神戸は先週、ファン・マヌエル・リージョ前監督の契約解除と吉田孝行監督の復帰を電撃発表。それに伴いポドルスキは昨季から務めていたキャプテンの座を返上した。
新体制で迎えた4月20日の初陣浦和レッズ戦( ●0-1 )、トップ下で先発した神戸の10番は不発に終わる。また、試合中に浦和のボールパーソンにドイツ語で卑猥な暴言を発していたことが、ピッチマイクに拾われて発覚した。ドイツや母国ポーランドで、その暴言に関する記事も広まっていった。なお24日午前の時点で、Jリーグやクラブからの処分は発表されていない。
そんななか、気分転換に訪れたとみられる釣り。そこでポドルスキが釣ったのはアコウ(関東では「キジハタ」)。ハタ科のなかでも最も高級とされるひとつだ。一時は漁獲が激減し、「幻の魚」とも言われ、その後、放流事業などで持ち直した。それでも現在、1キロあたりの価格は5000円から7000円で取引されているという。ちなみに楽天市場のショップでは、一尾4500円のものが売られていた。
今日はルヴァンカップの「阪神ダービー」が組まれ、週末の28日にはリーグ連覇中の川崎フロンターレと対戦する。川崎戦では久々の「VIP」(ダビド・ビジャ、アンドレス・イニエスタ、ルーカス・ポドルスキ)の揃い踏みが期待される。今回の”大物釣り”が良い転機になるか――。
文:サカノワ編集グループ