【千葉】為田大貴、鳥海晃司がC大阪に完全移籍。佐藤優也は熊本、古川大悟はいわきへ
千葉からC大阪に完全移籍する為田大貴。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
鳥海「ジュニアユースは二度目の試験で、最後の1枠で拾ってもらい――」。米倉恒貴の契約更新も発表。
J2リーグのジェフユナイテッド市原・千葉は12月29日、為田大貴、鳥海晃司がそれぞれセレッソ大阪に完全移籍し、今季限りで契約満了となっていた佐藤優也がロアッソ熊本、そして古川大悟がいわきFCに完全移籍することを発表した。また、米倉恒貴との契約更新を行った。
大分トリニータから加入したあとチームの中心として活躍してきた27歳の為田は、千葉でJ2リーグ通算115試合・8得点を記録。千葉のサポーターに向けて、次のようにコメントしている。
「皆さんこんにちは。この度セレッソ大阪に移籍することが決まりました。沢山話したいことや伝えたいことがあります。でも全ては話せないので一つだけ。ほんとにジェフが大好きです。感謝しかありません。また自分の居場所をくれて本当にありがとうございました。僕に関わってくれた全ての人にこの場を借りてお礼を言わせてください。本当にありがとうございました」
千葉の下部組織出身としてJ2リーグ79試合・1得点を記録してきた25歳の鳥海は、次のように感謝を伝える。
「2020シーズンをもちまして、ジェフユナイテッド市原・千葉から離れる決断をしました。僕とジェフの出会いを遡ると、サッカーを始めた頃からジェフのスクールにお世話になり、ここまでジェフと共にサッカー人生を歩んできたと思っています。
小学生の頃は市原臨海球技場に何度も応援をしに行きましたし、ジェフ対レアル・マドリードの試合の応援にも行きました。ナビスコカップ2連覇した時は僕も国立に足を運び、ゴール裏でサポーターとして応援していましたし、本当にジェフが大好きでした。
憧れのジェフに入る為にジュニアユースの入団試験を受けましたが、一度目は落選してしまいました。どうしてもジェフに入りたくて母に頼み、二度目の入団試験を受けさせてもらい、最後の1枠で拾ってもらったことを今でも鮮明に覚えています。
念願のユースからのトップ昇格はできませんでしたが、明治大学へ進学しジェフからオファーをいただいた時、即答したのを覚えています。
僕はジェフとサポーターの皆さんが心の底から大好きです。間違いなく黄色の血が流れていると思いますし、誇りに思っています。
僕もずっとジェフのサポーターだったので、応援している選手が移籍するときのサポーターの気持ちは十分に理解しているつもりです。だからこそ簡単に今回の移籍の決断をすることができませんでした。
プロサッカー選手は非常に短命だと僕は感じています。来年も同じようなオファーが来るという保証はありません。プロサッカー選手として目の前に来たチャンスを掴むためにチャレンジをし続けるべきだと思っていますし、ジェフファミリーの皆さんならこのチャレンジを理解をしてくださり、背中を押してくれると思っています。
この決断をして良かったと思えるようにするのも自分次第だと思います。ジェフで培ったもの忘れずに必ず成長してきます。これまで本当にありがとうございました」
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[文:サカノワ編集グループ]