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C大阪水沼宏太が「母の日」の感謝込め古巣横浜から2得点1アシスト

C大阪の水沼宏太。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

「母と奥さんに、有難うを伝えたい」

[J1 11節] C大阪 3-0 横浜FM/2019年5月11日/ヤンマースタジアム

 セレッソ大阪のMF水沼宏太が、下部組織からプロになるまで10年間プレーした古巣の横浜F・マリノスを相手に、2得点1アシストと圧巻の活躍を見せ、3-0の勝利に導いた。C大阪は今季初のリーグ連勝を果たした。

 水沼にとっては、先発復帰2試合目。今季リーグ初を含む2発、さらに高木俊幸への完璧なクロスで1アシストも記録した。まさに”宏太デー”で、チームに快勝をもたらした。

「何よりも連勝がチームとして必要でしたし、そこに貢献できて良かったです」

 試合後のフラッシュインタビューで、水沼はそのようにほっと安堵した。

「(開始2分の1点目は)思い切りよくやろうと思って、それが結果につながりました。そこからチームとしても余裕をもってゲームを運ぶことができました。(65分の2点目=チーム3点目は)ブルーノが頑張ってボールを収めてくれました。(アシストを含めた2得点1アシストに)たまたまですけれど、本当にみんなが攻守にわたってピッチ上で躍動していたと思いますし、それが何よりもチームにとって良かったところだと思います」

 そのように自身の結果よりも、チームの連勝と全体が躍動したことをプラスに捉えていた。

 これで今季リーグ8試合2ゴール。チームは明日の6試合を残すものの、暫定10位に浮上した。ロティーナ監督のスタイルが徐々に浸透したことをうかがわせる勝利になった。

 次節は5月18日19時から、パナソニックスタジアム吹田でガンバ大阪との「大阪ダービー」に臨む。

「もちろん大阪ダービーは、絶対に勝たないといけないと思います。サポーターの皆さんも勝利を待ち望んでいるはずです。また、明日は母の日。自分の母への感謝の気持ちと、奥さんにも有難うの気持ちを伝えたいと思います」

 そのように29歳の水沼は「母の日」を控えて自身の母と奥さんへの”感謝”を伝えながら、大阪ダービーへの覚悟も示した。

 C大阪がここから勢いに乗るのか――。いいタイミングで大一番を迎える。

文:サカノワ編集グループ

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