【鹿島】広瀬陸斗がクラモフスキー監督率いるFC東京戦へ「ハードワークで負けない」。横浜FM時代、ポステコグルー体制のコーチとして一緒に闘う
FC東京戦へトレーニングする鹿島の広瀬陸斗。(C)KASHIMA ANTLERS
天皇杯は甲府に2年連続敗退、「改善しなければいけないのは全部」。
[J1 21節] FC東京 – 鹿島/2023年7月16日19:00/味の素スタジアム
J1リーグ鹿島アントラーズのDF広瀬陸斗が7月14日、オンラインによる取材に応じて、16日のFC東京戦に向けて抱負を語った。
12日の天皇杯3回戦・ヴァンフォーレ甲府戦は、PK戦の末に敗退。同大会では2年連続で同じ相手であり下位カテゴリーのJ2勢に退けられるという屈辱を受けた。
「みんなメンタル的にも来ていますが、すぐ次に試合があります。絶対に勝たなければいけない。みんな完全には切り替えられていないと思いますが、次に向けてスタートを切っています」
「(甲府戦について)ミスが多かったです。引いた相手に対する戦術的な部分などはあったとしても、昨年と同じJ2の甲府相手に、個々で負けているところもあり、そこは絶対に負けてはいけない部分でした。改善しなければいけないのは全部です」
広瀬はそのようにチーム状況を語る。何より勝利こそ“良薬”であると、FC東京戦への必勝を期す。
「次の試合で勝たないと、メンタルは戻ってこないと思います。すぐ日曜日にFC東京戦があります。まず(甲府戦に)長く出た選手はコンディションを戻し、残ってやってくれていた選手はまたチャンスだと思います」
チーム内では引き続き活発な競争も起きている。そして広瀬にとって、FC東京のピーター・クラモフスキー監督は特別な存在でもある。
横浜F・マリノスで主力してプレーした2019シーズン、アンジェ・ポステコグルー監督(現トッテナム・ホットスパーFC)のもとでコーチを担っていたのがクラモフスキー氏だった。
「自分もマリノス時代、ボス(ポステコグルー監督)のコーチだったピーターと一緒にやっています。選手ともしっかりコミュニケーションをとり、ボスと同じく『毎日ハードワークし続けないといけない』と言っていました。FC東京も監督が代わって、モチベーションが高くハードワークしてくると思うので、そこで負けてはいけない」
広瀬はそのようにクラモフスキー監督との対戦を楽しみにしていた。鹿島が勝利を収め、進化の証を見せつけたい。