完全復活の兆し。STVV関根貴大がPO敗退に「もっともっと上を目指して頑張る」
オーステンデ戦に先発した関根貴大(右)。(C)STVV
プレーオフ2で7試合出場、1得点1アシスト。
[ベルギーリーグ PO2・9節] オーステンデ 1-1 シント=トロイデン/2019年5月15日/アルバートパーク
シント=トロイデン(STVV)の関根貴大が5月15日、K.V.オーステンデ戦で先発し、75分間出場した。チームは1-1で引き分け、通算3勝5分1敗の2位。首位通過すると可能性があったヨーロッパリーグ予選の出場権を逃した。
このプレーオフ2で、完全復活への兆しを示した。計9試合のうち7試合に左サイドハーフとして出場し、1得点1アシスト。初戦がベンチ入りで、1試合(8節)が累積警告による出場停止。これまで5試合連続で先発していた。
もちろん、得点数など数字的には物足りなさも残す。ただ、度重なるケガを乗り越えて、ようやく闘えるコンディションに戻ったと言える。
関根はオーステンデ戦後、クラブを通じて、次のようにコメントしている。
「最初のPKを決め切れず、(PO2の)ほとんどの試合で先に失点しているなか、今日も先制点を与えてしまった。失点のあと、中々崩すことができなかったかなと思います。
最近はコンディションが良い状態でプレーできていたので、自分のところで違いを見せることを意識しながら積極的にプレーしていました」
プレーオフ2の1位突破の可能性が潰えた。ブンデスリーガ2部のFCインゴルシュタット04からの期限付き移籍でベルギーに渡りチャンスを掴んだ。着実にチームの力になれてきていただけに……悔しさも募る。
「プレーオフ2から試合に出れるようになったので、自分がもっと結果を残せていれば突破もできただろうし、次に向けて一つ上のステージにいけたなと思います。自分の実力も足りなかったですし、もっともっと上を目指して頑張ります」
そのように実力不足を痛感したという。
あと1試合を残す。その後の動向も気になるところだが、来シーズンは関根が笑顔を浮かべるシーンをたくさん見せてもらいたい。