【FC東京×C大阪】「優勝しましょう」今季初得点の森重真人がサポーターに誓う
FC東京の森重真人。※松本山雅FC戦より 写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
2試合連続無失点勝利でFC東京が首位キープ、2位以下と差を広げる。
[J1 21節] FC東京 3-0 C大阪/2019年8月3日/味の素スタジアム
すべてが噛み合ったFC東京の快勝劇だった。
永井謙佑が持ち味のスピードを発揮して先制点を奪う。さらに勝負どころで投入された三田啓貴の直接FKに森重真人がかすかに触れて今季初ゴールを決める。最後はディエゴ・オリヴェイラがトドメの一撃! 7月7日のG大阪戦以来の”永井&オリヴェイラ”のアベック弾、そして2試合連続の無失点勝利で、首位をがっちりキープした。
試合後のヒーローインタビューに登場した森重は、ようやく決まった今季リーグ初ゴールに「今年ずっと決めたかったのですが、なかなか惜しいシーンで終わっていたので、今日は『触ったかな?』という感じでしたけれど、僕のゴールだったと思います」と喜んだ。
これまで21試合フル出場を続けるDFリーダーは、何よりチームメイトの闘う姿に触発されてきたという。
「チームの状態がすごく良いですし、一人ひとりが今日のように、みんな闘っています。そういった姿を僕も後ろから見せていかなければいけないと思っていました。今日はその姿を見せられたと思います。(2戦連続無失点に)最終ラインのみならず、全員で戦った結果です。一時は失点が続いていたので、みんなでゴールを守ろうと立ち返り、最近2試合はいい結果が出ています」
チャン・ヒョンスが退団したものの、森重と渡辺剛のセンターバックコンビは試合を重ねるごとに安定感を増している。さまざまなタイプのアタッカーを揃えるC大阪相手の無失点は、チームとしても大きな収穫になった。
そしてサポーターへのメッセージを求められた森重は、ゴール裏のサポーターに向けて叫んだ。
「優勝しましょう!」
FC東京は21節を終えて、14勝3分4敗(33得点・16失点)の勝点45で首位を快走。敗れた2位の横浜F・マリノスとの勝点差を「6」に広げた(暫定3位の川崎フロンターレは1試合消化試合が少なく勝点38)。2年目の長谷川健太監督のもと、FC東京がこのまま突き抜けていきそうな気配を漂わせている。
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[文:サカノワ編集グループ]