【浦和】西川周作、チアゴ・サンタナ、安部裕葵の復帰はいつ? FC東京戦へ、スコルジャ監督「良い経過を辿っている」
浦和の安部裕葵。写真:松村唯愛/(C)Yua MATSUMURA
今後は中2日のアウェー連戦という厳しい日程もあり、「必ずローテーションが必要」。
[J1 17節] 浦和 – FC東京/2025年5月17日16:00/埼玉スタジアム
J1リーグ浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督が5月15日、オンラインによる取材に応じて、17日のホームでのFC東京戦に向けて抱負を語った。
気になるケガ人の状況だが、5月13日の公開練習の際、西川周作とチアゴサンタナが別メニュー、安部裕葵はリハビリ中という情報があったという。サミュエル・グスタフソンは練習に参加しているそうだ。
彼らのFC東京戦に向けた復帰について問われたスコルジャ監督は、「経過が良いと言えます。次の試合のことを考えれば、間に合うかどうかは明日の練習が終わったところで分かります。私が言えることは、良い経過を辿っているということです」と、それぞれのメンバー入りを示唆した。
ここから来月のクラブ・ワールドカップ(クラブW杯)まで、週末とミッドウィークの5連戦になる。そこでの復帰について、「そのために準備しています。いまケガをしている選手のなかから、この連戦のなかで出場する選手は複数いると思います」という。
特に1週間前の取材時、指揮官はこのFC東京戦でチアゴ・サンタナの復帰があり得ると言っていた。4月6日のアウェーでのアビスパ福岡戦(●0-1)以来のメンバー入りとなれば、前線の楽しみ選択肢になる。
リーグ制覇のためには上位に食らい付く必要があり、指揮官は「ひと試合ずつしっかり勝ちに行きます。クラブワールドカップの間、現実的にはリーグの順位は下がることになります。できだけ多くの勝点を取りたいです」と一戦必勝を誓う。
このあと5月21日の川崎フロンターレ戦、24日の名古屋グランパス戦はアウェーでの中2日の連戦という厳しい日程が組まれている。スコルジャ監督は「同じスタメンでいくことは難しい。必ずローテーションが必要です」と言い、今後も「今まで出場機会がなかった選手にチャンスに与えたい」と、新たなヒーローの台頭を求めチーム力を上げたい意向だ。
浦和は勝点26で暫定4位につける。消化試合数が並ぶ首位の鹿島アントラーズと8ポイント差、2位の柏レイソルと7ポイント差で、6月の中断期間を踏まえると引き離されたくない。
関連記事>>【移籍】FC東京 復帰!? それとも…室屋成「日本からオファーある」浦和の原口元気とは元チームメイト。ドイツ最大部数のタブロイドが報じる
クラブW杯までの5連戦。暑さも増すなか、浦和の総合力が試される。
取材・文/佐藤亮太
text by Ryota SATO