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【浦和】酒井宏樹が左肘脱臼…ボールに向かわない危険なプレー増加に“警告”「こうした事例をJリーグ全体で増やしてはいけない」

酒井宏樹。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

トレヴィザンとの空中戦の競り合いで――。

[J1 20節] 浦和 0–0 FC東京/2023年7月8日19:00/埼玉スタジアム

 J1リーグ20節、浦和レッズのDF酒井宏樹がFC東京戦の開始早々、空中戦から着地する際に左肘を脱臼し、交代を余儀なくされるアクシデントに見舞われた。浦和のキャプテンは試合後、左腕を固定してミックスゾーン(選手が取材に応じるゾーン)に現れ、「(左肘を脱臼したが)でもハマったので、(大丈夫だと思うが…)これからチェックしに行きます」と語った。

 試合開始3分、浦和陣内の右サイドでの空中戦だった。酒井がヘディングの態勢に入っていたところへ、エンリケ・トレヴィザンがジャンプをして体を当てた。すると着地する際、酒井が左肘を逆に挫く形で転倒。エンリケ・トレヴィザンのファウルだったが、主審はアドバンテージをとって試合を続けたものの、そのあと浦和の選手がボールを外に出して中断に。

 チームドクターはすぐさま「×」サインを出して、酒井は起き上がれない。レッズの2番は左腕を押さえたまま担架に乗ってロッカールームに運ばれた。そして6分、荻原拓也が代わってピッチに立った。

 改めて精密検査を受けるという酒井だが、「ヘディングで競る時、ボールを見ないで、当たってくるということが結構あります。それは止めてほしい。こうした事例をJリーグ全体で増やしてはいけないと思います」と“警告”を発した。

「わざとではないと思いたいですが、ただ、ジャンプしている態勢の人にぶつかるのは、フェアではない」

 そのようにドイツ・ブンデスリーガ、フランス・リーグアンで戦ってきたカタール・ワールドカップ(W杯)日本代表DFは、Jリーグ全体でこうしたボールに向かわない危険な行為が多いことを指摘していた。

「(フェアに)競った人が損をするようなリーグにしてはいけない。まして外国籍選手であれば、ちゃんと闘ってほしいです、ヘディングで。激しいのとケガをさせるプレーは違います。もちろんケガをさせるつもりはなくても、ケガをしてしまう確率はこうして高くなります。これは仕方ないと受け止めていますが、こうした事例が何件も出るのはリーグとして悲しいこと。自分で最後にしてほしいと思います」

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 酒井はそのように少し厳しい口調で語った。

 世界に真っ向勝負を挑んできた。だからこそ説得力のある言葉だった。

Posted by 塚越始

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