STVV鈴木優磨がホームシック報道を「おれが?ないない」と全面否定
鈴木優磨。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
地元紙が練習不参加の理由として報じたが…。
ベルギー1部リーグ・シント=トロイデンVVのFW鈴木優磨が、8月21日に地元紙で「ホームシックで練習参加できずにいる」と報じられたことを受けて、自身のSNSのインスタグラム( アカウントは yuma.suzuki.9 )で「ホームシック? おれが? 笑 ないない」と全面否定した。
地元のオランダ語のタブロイド紙『 ヘット・ベラン・ファン・リンブルグ』が「鈴木はホームシックにかかり、1週間ほど前からトレーニングに参加できずにいる」と報じたもの。「クラブから(練習不参加は)『病気』という発表があったが、ホームシックにかかっているようで、何かしら解決策が求められる。間もなく加入が決まる伊藤達哉のフォローが必要になるか」などと記されていた。
すると鈴木はこのニュースが日本でも報じられたことを受けて、自身のSNSを更新。ヤフーニュースに掲載されていた記事と自身の鹿島アトラーズ時代の写真のスクリーンショットの上に大きな文字で、「ホームシック? おれが? 笑 ないない」と書き込んで投稿した。
鈴木は今夏、鹿島アントラーズからシント=トロインデンに完全移籍を果たした。昨年12月からリハビリを続けてきたが、8月5日、シントトロイデン市内で行われたシャルルロワSCとの練習試合で2ゴールを決めて、約8か月ぶりの実戦復活を果たした。
ただ8月11日のホームでの3節スタンダール・リエージュ戦(シント=トロイデンが2-1で勝利)では、鈴木が先発メンバーに名前を連ねていたものの「戦術的な理由」で、急きょ試合直前に外されていた。
23歳の鈴木はジュニア時代から育った鹿島を旅立つ際、次のようにコメントをしていた。
「この度、シント=トロイデンVVに移籍することになりました。シーズン中の移籍になりますが、自分の年齢を考えるとラストチャンスになると思い、挑戦を決断しました。
ここ何年かは、海外でやりたい気持ちと鹿島でやりたい気持ちが入り混じっていました。同世代の海外で活躍している選手たちを見て、何をしているんだろうと思う時もありました。でも、今は鹿島で今日まで続けてきて良かったと、はっきり言えます。
自分に携わってくれた方々のおかげで、人としても選手としても成長できました。必ず、ヨーロッパに行ってもっともっと成長した姿をみんなに見せます!
最後に、僕にとってこのクラブは特別であり、ホームです。どこにいようが、このクラブは僕の心の中にあり続けます。小学生から17年間、ありがとうございました。行ってきます」
そろそろ、シント=トロイデンの公式戦でゴールを決める姿を見せてもらいたい!
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[文:サカノワ編集グループ]
Topics:Yuma SUZUKI of Sint-Truidense V.V. denied the news of “homesick”.