【天皇杯】土居渾身ヘッド、HondaFCは8強で涙。準決勝は神戸×清水、鹿島×長崎
鹿島の土居聖真。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
ポドルスキは途中出場で貢献。
99回天皇杯は10月23日に準々決勝が行われ、ベスト4が出揃った。12月21日に行われる準決勝は、ヴィッセル神戸対清水エスパルス、鹿島アントラーズ対V・ファーレン長崎に決まった。決勝は2020年元日に新国立競技場で行われる。アマチュアのカテゴリーであるJFL(日本フットボールリーグ)から勝ち上がってきたHonda FCは、J1首位に立つ鹿島の牙城を崩すことができず、ベスト8で涙を呑んだ。
鹿島対HondaFCの一戦は、鹿島がボールをキープする一方、HondaFCもボールを奪えればクオリティの高い攻撃を繰り出し一気にゴール前まで持ち込む展開に。
鹿島はユース出身の有馬幸太郎が、3回戦の栃木SC戦に続いて先発に抜擢されるなど、まさに総力戦で臨む。すると38分に町田浩樹がイエローカードをもらうなど苦しい展開ではあったが……。
それでも65分、遠藤康のクロスを土居聖真がヘッドで叩き込み、これが決勝点に。相手の小さなミスを見逃さない抜け目のなさをしっかり見せつけた。土居は力強く拳を固めてガッツポーズを作り、ゴール裏にいるサポーターの声援に応えた。
その後、HondaFCもシュートチャンスを作ったものの、GKクォン・スンテを中心に守る鹿島のゴールを割ることはできなかった。
元ドイツ代表のFWルーカス・ポドルスキが”スーパーサブ”として途中出場から勝利に貢献したヴィッセル神戸、ジュニオール・ドゥトラのJリーグ復帰後初ゴールが決勝点になった清水エスパルス、そしてJ2勢から唯一勝ち上がったV・ファーレン長崎が、それぞれ4強に勝ち上がった。準決勝の開催地と開催時刻は間もなく発表される。
また、天皇杯決勝のチケットは、12月14日(土)10:00 から一般販売される。 また、11月13日(水)11:00 から、チケットJFAを通じて全席種を対象に先行販売を実施する。
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[文:サカノワ編集グループ]