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【浦和】大槻監督がACL逆転優勝へ訴える「『We are REDS 』の『We』にかかわる人たち全員で、協力して戦いたい」

浦和の大槻毅監督。(C)SAKANOWA

ピッチのみならずスタジアムを包み込む「浦和の力」がこの舞台には必要だ――。

[ACL 決勝 2nd] 浦和 – アル・ヒラル/2019年11月24日19:00/埼玉スタジアム2〇〇2

 アジアチャンピオンズリーグ( ACL )決勝のアル・ヒラルとの第1戦(ファーストレグ)を0-1で終えた浦和レッズが、11月14日から大原サッカー場でトレーニングを再開した。浦和の大槻毅監督が15日に定例の記者会見を行い、第1戦を振り返るとともにホームで迎える第2戦に向けた抱負を語った。

 指揮官はアル・ヒラルと対戦した印象について、想定していたものとの違いを次のように語った。

「いろんな試合を見ましたが、準決勝のアル・サッド戦でも、直前のリーグ戦でも、あそこまでテンション高く球際に来ることはなかった。ファウルになったりもしましたが、バチーンと当たりに来るようなシーンを見て、このタイトルに懸ける思いを感じることができました」

「2年前にも戦っていますが、新たに加わった選手、入れ替わった外国籍選手を含めたクオリティやインテンシティは高く、そこはやり方を考えてまた対応を考えていきたいです」

 そして、大槻監督は満員で埋まる埼スタでの”決戦”。浦和レッズにかかわると感じるすべての人の力が必要だと訴えた。ピッチのみならず、スタジアムとそれを包む空気や雰囲気を含めて――。

「これまでも難しい試合を乗り越えて勝ち上がってきました。強い相手にここまで勝ち上がってきた経験、それに2年前の成功体験をしている選手たちも多いです。ぜひ埼スタで勝ってみせたい。

 ただ、選手と僕らが頑張るだけではなく、スタッフを含めた全員、クラブ全体の力で臨みたい。さらにホームですから、サポーターも加わって浦和全体としての力、戦力が試される試合になると思います。

 サポーターには、僕らと一緒に戦い、助けてもらいたいですし、総力戦のイメージを持っています。ピッチのみならずスタジアム全体でスクラムを組むように。日本に来たアル・ヒラルの人たちがすごく難しいと思ってもらえるような状況を作れれば好ましいです。

 この舞台はさらにもっと一体感とか全体が要求されると思います。『We are REDS 』の『We』にかかわる人たち全員で、協力して戦いたいです」

 そのように「We are REDS」の一人だと感じるあらゆる人――その一人ひとりに、11月24日のACL決勝第2戦、ともに戦ってほしい、力を貸してほしいと熱く呼びかけた。

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[取材・文:塚越 始]

Posted by 塚越始

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