×

天晴れレオ・シルバ。ことごとくピンチの芽を摘む。鹿島4強進出の条件は?

鹿島のレオ・シルバ。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

スコアレスドローでホームの第2戦へ。

[ACL 準々決勝-1st] 広州恒大 0-0 鹿島/2019年8月28日/上海スタジアム

 アジアチャンピオンズリーグ( ACL )の準々決勝・広州恒大(中国1部/現在中国リーグ首位)対鹿島アントラーズ(Jリーグ2位)の第1戦(ファーストレグ)は、両チームともにチャンスを作り出したものの守備陣が体を張り、スコアレスドローに終わった。第2戦は9月18日にカシマサッカースタジアムで行われる。

 鹿島はベンチスタートの続いていたレオ・シルバが満を持して先発復帰。するとタレント揃いの広州恒大相手にことごとくピンチの芽を摘み、圧巻の存在感を発揮。そこから攻撃の起点になり、自らも強烈なシュートを放ってみせた。

 さらに前線に張る伊藤翔と土居聖真が緩急をつけて変化をつけ、そこにセルジーニョ、白崎凌兵も絡んでぶ厚いアタックを繰り広げた。

 それでも、中国国籍を取得した30歳のブラジル出身FWエウケソンが最前線で”一発”を狙って鹿島に脅威を与え、元U-23ブラジル代表のタリスカが精度の高いセットプレーとサイドからの切り崩そうと再々試みる。

 両チームともにチャンスを作るものの、ゴールを割れず。鹿島もスルーパスに抜け出した途中出場の上田綺世がビッグチャンスを迎えたが、シュートはGKにブロックされた。さらに試合終盤にはパウリーニョに決定機を作り出され、PKか……と思わせるシーンもあったが、結局、そのままスコアレスで引き分けた。

 第2戦は、試合に勝ったほうがベスト4進出となる。1-1以上で引き分けた場合、アウェーゴールルールにより広州恒大の勝ち抜けとなる。ただしスコアレスドローの場合は延長(ここではアウェーゴールルールは採用されず)、PK戦に突入する。

 鹿島のメンバーは次の通り。

鹿島アントラーズ
▼▽先発
GK
1 クォン・スンテ
DF
37 小泉 慶
(72分→6永木亮太)
39 犬飼智也
5 チョン・スンヒョン
28 町田浩樹
MF
20 三竿健斗
4 レオ・シルバ
18 セルジーニョ
41 白崎凌兵
(90分→30 名古 新太郎)
FW
8 土居聖真
15 伊藤翔 
(66分→36 上田 綺世)

▽控え
GK
21 曽ケ端準
DF
2 内田篤人
26 小池裕太
33 関川郁万
MF
6 永木亮太
30 名古新太郎
FW
36 上田綺世

【関連記事】そして内田篤人は伝説になった

Topics:AFC ASIA CHAMPIONS LEAGUE(ACL)  Guangzhou Evergrande Taobao Football Club 0-0 Kashima Antlers.

Ads

Ads