【鹿島】セルジーニョの長春移籍を正式発表。浦和から武漢に行った第2のラファエル・シルバと期待
セルジーニョが中国リーグへ移籍決定。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
2018年のACL決勝Tで5戦連発で優勝に貢献。24歳の昨季チーム得点王が「人生の新たなサイクルへ」。
鹿島アントラーズは1月25日、昨季チーム最多12得点を決めたブラジル人MFセルジーニョが中国2部リーグの長春亜泰足球倶楽部に完全移籍することが決まったと発表した。
セルジーニョは1995年3月15日生まれ、ブラジル出身、24歳。180センチ・82キロ。これまでのキャリアは、サントスFC ― ECヴィトーリア― ECサント・アンドレ ― サントスFC ― アメリカFC ― 鹿島アントラーズ ― 長春。
セルジーニョは次のように鹿島のファンにコメントしている。
「多くの方々にとって僕の移籍は驚きであったと思いますが、僕自身も同じです。
鹿島アントラーズでの日々はとても楽しく、多くの夢を実現することができました。日本で経験したことを一生、皆様に感謝していきますし、このチーム、サポーターを心から愛しています。
人生にはサイクルがあって、僕自身、人生の新たなサイクルを始めるため、今日でアントラーズとの時間に一区切りをつけることになります。皆さまの応援があったからこそ、アントラーズで過ごした日々はとても貴重で、選手としても成熟することができました。
このチームへの感謝の気持ち、スタジアム内外での喜び、素晴らしい雰囲気、すべてが恋しく、幸せな時間でした。僕を応援し、チームを信じてくれて、本当にありがとうございました。
僕は生涯、心の中に皆さまとの思い出を持ち続けていきます」
セルジーニョは2018年途中に加入すると、アジアチャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメントで、準々決勝から決勝ファーストレグ(ホーム開催)まで5試合連続ゴールを決め、クラブ史上初となるアジア制覇に貢献している。ゴールに絡む嗅覚に長けた左利きのアタッカーだった。2019シーズンはJ1リーグ33試合・12ゴール、ACL10試合・3ゴールを記録していた。
長春はセルジーニョについて、浦和レッズから2018年に武漢卓爾足球倶楽部に電撃移籍し、今季1部昇格に導いた”第2のラファエル・シルバ”として、期待しているそうだ。
外国籍選手にとって、金銭的なキャリアップになるJリーグ経由での中国や中東クラブへの移籍も、一つのルートとして定着してきた。
関連記事:鹿島の得点王セルジーニョが中国移籍か。行く先は!?代理人の父が明かす
[文:サカノワ編集グループ]