内田篤人が語った真の『我の強さ』とは?「矢印を自分自身へ。全ては自分に返ってくる」
内田篤人氏。 (Photo by Maja Hitij/Bongarts/Getty Images)
報道ステーションの錦織圭氏との対談を経て。
元日本代表で鹿島アントラーズやシャルケ04で活躍した内田篤人氏がこのほど、テレビ朝日の「報道ステーション」でプロテニスプレーヤーの錦織圭氏と対談した。以前から親交のある二人だが、そこで「我の強さ」をテーマに語り合った。
団体と個人競技の違いはあるものの、世界のトップで戦ってきた二人でもある。そこで内田氏は錦織氏の「世界のトップに行くためには我の強さがあると強味になる」という言葉に共感した。
「我が強い、負けず嫌いというのはなかなかトレーニングでは培えないところ。内田さんも(ヨーロッパでプレーしていて)分かると思いますが、自分からアピールしないと、相手にしてくれなかったりします。私生活でもトレーニングでも。そういうところは重要になると思います」
どうやって周囲に認めてもらい、受け入れてもらうのか。そのための「強さ」が大切になるということだった。
さらに内田はこのコーナーの締めくくりで、次のように「我の強さ」の真意と言える部分について語った。
内田氏が考える「我の強さ」とは――。
「VTR中では、外に向かう自己主張であり、負けず嫌いというところの話をしていました。次は、矢印を自分自身に向けて。己を強くすること、そこも『我の強さ』です。全ては自分に跳ね返ってきます。世界のトップで戦うには意思の強さ、自分をコントロールすることが必要なのかなと思います」
プレーのみならず、一つひとつの言動もまた、最後は自分自身に返ってくる。それは誰の責任でもなく、自分自身が負うもの。そこを認識したうえで、自分自身の芯を強く太くしていかなければならない。サッカーやスポーツ界であれば選手にも、指導者にも、あるいは……社会にいる多くの人に、共通して言えて、共感を覚えるメッセージでもあった。
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[文:サカノワ編集グループ]