内田篤人と接点は!?死んだはずの元シャルケ選手が技術者として生きていた

シャルケ時代の内田篤人(22番)。ベネディクト・ヘーヴェデス(右下)らが、カンバと下部組織で同時期に在籍している。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

コンゴ出身のDFカンバ。ノイアーとともにユースでドイツ王者に。

 4年前に死んだはずの元シャルカーが生きていた! ドイツ大衆紙『ビルド』などがこのほど、元シャルケ04Ⅱでかつてプレーし、母国のコンゴで亡くなったと発表されていたDFヒアニック・カンバが、なんと生存していることが判明したと伝えた。しかもシャルケの本拠地であるゲルゼンキルヒェンで、化学工場の技術者として真面目に働いていたそうである。

 1986年生まれのカンバは、シャルケの下部組織で2005年までプレー。しかし、そこで両親とともに一旦コンゴへの強制退去を強いられた。ただカンバはドイツに戻ることができて、2007年までシャルケⅡに在籍。それからは技術者の道を進んで働く一方、地域リーグなど8つのアマチュアチームでの戦いを続けた。

 ユース時代にはドイツ代表GKマヌエル・ノイアーとともにドイツのユース選手権優勝を果たしている。ちなみに内田篤人がシャルケに加入したのは2010年の夏からで、チームでの接点はない。ただ、カンバは同じサイドバックとして、ゲルゼンキルヒェンにチームがあるYEGハッセルに2015年に在籍するなど、地元のルール地方にずっといたことが分かっている。内田の存在を知っていた可能性は高い。

 しかし、そのカンバだが、2016年1月、母国のコンゴで自動車事故により死亡したというニュースが流れ、多くのシャルケファミリーを悲しませた。ギャングに金と携帯を含めすべて盗まれ、妻と息子を残して他界したという痛ましい事件。死亡届も出され、葬式も営まれたはず、だった(内田もその時、シャルケに在籍している)。

 ところが、現在33歳になる彼が、ゲルゼンキルヒェンにあるエネルギー会社の化学者として、元気に働いていることが判明したのだ!

 ドイツとコンゴの検察は捜査を開始。妻は多額の保険金を受け取っていたことが判明している。またドイツメディアによると、作成された書類も偽造だったようだと伝えている。一方、詐欺罪を突き付けられた妻は、無罪を主張しているそうだ。

 果たして、相当に大掛かりな計画的犯行だったのか?

 何よりも、彼が無事に発見されたことは喜ばしいことだ。とはいえ決して諸手を挙げて喜べる様子ではない、謎に包まれたミステリーとなっている。

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[文:サカノワ編集グループ]

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