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台風の影響で「MEGA BIG」2億円超当選!? ホリエモンが「よく目をつけた」と理論上の『期待値』への投資を解説

堀江貴文氏。(C)SAKANOWA

学生の自称・投資家が1等10口当選? 

 Jリーグの試合結果を予想する『トト(toto)』くじのうち1等当選最大12億円になる「MEGA BIG」で、先週末8月31日から9月1日にかけて台風10号の影響で中止になった4試合が「全項目 的中扱い」になったため、12試合中8試合のみ対象となり、1等24,80万430円が269口も出た。

 実業家のホリエモンこと堀江貴文氏は9月3日に更新したユーチューブの「ホリエモンチャンネル」で、「MEGA BIGで2億円超の巨額当選したことについて解説します」と題し、理論上の「期待値」について解説。ある投資家を自称する学生が7500万円をつぎ込み、1等10口分約2億4800万円を当選させたとユーチューブで報告していることに注目した(ただし、実際に当選したくじは公開されていないため、様々な憶測も飛び交っている)。

 堀江氏は計算上、1枚300円のくじを48億円分購入すると1等(最大12億円)が当たることになっていると「MEGA BIG」のシステムを説明。1回の売上が約7億円で、7回に1回1等が出る――という構造で、そこで当選者が出なければ、キャリーオーバーが発生し当選金が膨らんでいくという。

 今回はキャリーオーバー50億円が発生中だった。さらに12試合中4試合が中止で、予想対象は8試合のみに。予想対象が7試合だった場合は全額払い戻しになるため、ギリギリ「MEGA BIG」が開催されたのだ。

 そうした状況を踏まえると、今回「期待値」としては、2000万円分を購入すれば1等が当たる計算に。そこに気付いた人も多く、今回トータル約40億円が賭けられた。

 平均の期待値は「1.7倍」で、もしも7500万円を投資すれば計算上は5000万円儲かる可能性があった。一方、元本割れするリスクもあれば、さらに儲かることもあった。そして、ある学生は実際のところは分からないが今回10口当たったと公言しているそうだ。

 また、こうした「宝くじ」系は非課税。競馬などでは高額の利益が出ると課税対象になる。ホリエモン自身はトトを購入したことがないそうで、今回そうした「台風でちょうど4試合中止になった」ところに目を付けた人たちを称賛し、「おそらく制度設計をミスっているのでは」とも指摘していた。

 ただ実際には「MEGA  BIG」は1回最大10口ずつしか購入できない。そのため数千万円分を購入するとなると、オンラインで購入する場合であっても相当な労力が必要になる。そのため自称・投資家が言うような大口購入はやや現実的ではないという見方も出ている。

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 もちろん理論上は確かに1等をゲットできる可能性は大きく跳ね上がっていた。さすがに今回のようなシチュエーションは、二度と訪れないかもしれないが……。「トト」や「MEGA BIG」が世間の話題を集める機会にもなった。

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