【神戸0-0鹿島】鈴木優磨は担架でベンチへ…首位アントラーズ、CK14本を受けるも日本代表GK早川友基ら守備陣が耐えて勝点1を獲得
鹿島の鈴木優磨。写真:松村唯愛/(C)Yua MATSUMURA
勝点6差になった2位グループ柏は18日にG大阪、京都は19日に湘南とアウェーで対戦。
[J1 34節] 神戸 0–0 鹿島 / 2025年10月17日19:03 / ノエビアスタジアム神戸
J1リーグ34節、優勝争いの行方を占う大一番、4位ヴィッセル神戸と首位・鹿島アントラーズによる一戦はスコアレスドローに終わった。両チームの5ポイント差は変わらず。
この試合を迎えた時点では、鹿島が勝点65、神戸が同60と勝点5差。インターナショナルマッチウィーク明け、日本代表に選ばれた鹿島のGK早川友基が先発。フィールドプレーヤーは約2週間を経て、フレッシュな状態でこのノエスタのステージに立った。
チケットソールドアウトの2万5806人が訪れたなか、試合はホームの神戸が優位に試合を進める。中断前の浦和レッズ戦では負傷により前半で交代を余儀なくされた神戸のエース大迫勇也は4-3-3のセンターフォワードで先発。前線のターゲットとなって、古巣相手に脅威を与え続けた。
だがホームチームは植田直通とキム・テヒョンの壁をなかなか超えられない。そこを越えてもGK早川が身を挺したセーブを見せ、大迫とのマッチアップも制してゴールを譲らなかった。
一方、劣勢の鹿島はなんとかボールを散らしていくが、いい形で前線にボールが入らない。そして試合終盤、レオ・セアラ、鈴木優磨は運動量が落ちたところで途中交代に。確実にボールを収めて起点になった鈴木は足を攣って立ち上がれず、担架でベンチに退いて、荒木遼太郎と交代した。
鹿島は荒木、田川亨介、松村優太と交代出場した選手たちがカウンターから一発を狙う。90+5分、田川が背後のスペースを突いてGK前川黛也と1対1になったが、股の下を狙ったシュートは正面に飛んでしまった。
試合は結局スコアレスドローに。優勝を目指す両チームにとって6ポイントマッチだっただけに、神戸の選手たちは肩を落とし、鹿島は優勝へ一歩前進した。
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勝点6差になった2位グループの柏レイソルは18日にガンバ大阪、京都サンガF.C.は19日に湘南ベルマーレと、それぞれアウェーで対戦する。