【柏】ネルシーニョ監督が交代した中村航輔について「筋系のケガのようだが…」。全体の出来には「予想以上に良かった」

ちばぎんカップ、千葉に２-０勝利。組織的な戦いに手応え。

[ちばぎんカップ] 千葉 0-2 柏／2020年２月９日／フクダ電子アリーナ

　柏レイソルがオルンガとクリスティアーノのゴールで、ジェフユナイテッド市原・千葉に２-０の勝利を収め、ちばぎんカップを制した。

　７分に江坂任のパスからケニア代表オルンガが合わせて先制。さらに11分、ゴールライン際でクリスティアーノがDFふたりを抜き去ってシュートを叩き込み２点目を奪取。１シーズンでのJ1復帰を果たした柏が千葉の反撃を許さず、その２点を守り切ってみせた。

　柏のネルシーニョ監督は試合後の記者会見で次のように語った。

「今シーズン最初の公式戦ということで、ゲームの流れの中で何点か見つかるだろう、また、試合のペースであり、どういったテンポになるのかと心配していましたが、終始良いテンポでボールを動かせたのではないでしょうか。狙いとして思っていた、組織的に戦おうという部分で、前半の早い時点で得点を奪えて、優位に試合を進めることができました。選手たちは90分間やり切ってくれたと思います」

　そして指揮官は選手たちのパフォーマンスに”合格点”を与えた。

「流れの中で急いでしまった時間もありましたが、今季これからシーズンに臨むうえでの一発目としては、非常に出来としては良かったのではないでしょうか。選手たちは予想以上に良くやってくれたと思います」

　一方、試合終盤に担架で交代した日本代表GK中村航輔の状態について問われると、ネルシーニョ監督は次のように語った。

「ゲームが終わったばかりでメディカルスタッフからの正式な報告はまだ受けていません。それが分かるのは明日以降になるのではないかと思っています。今入っている情報としては、筋系のケガで、ただ、どの程度（全治など）かはまだ把握できていません」

　日本代表の新守護神候補でもあるだけに、ケガの程度が気になるところだ。柏が充実した勝利を手にし、中村に代わってキム・スンギュが起用される選手層の厚さも見せたものの、開幕に向けて一抹の不安を残した。

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[文：サカノワ編集グループ]