ヘタフェが今季初の連勝!指揮官は久保建英が「新鮮な空気」をもたらしたと評価。岡崎慎司のウエスカ4連敗
久保建英。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
初先発で枠内を捉える惜しい直接FKも放つ。
[スペイン1部] ヘタフェ 1-0 ウエスカ/2021年1月20日(日本時間21日3:00)/コリセウム・アルフォンソ・ペレス
スペイン1部リーグ、ヘタフェCFがSDウエスカに1-0の勝利を収めた。レアル・マドリードからヘタフェに期限付き移籍した日本代表MF久保建英は新天地での初先発を果たし、80分までプレーし貢献した。ウエスカの岡崎慎司は79分から途中出場した。
前節のエルチェCF戦(〇3-1)で、ぶっつけ本番で新天地デビューを果たすと2ゴールを演出した久保が、2試合目にして4-2-3-1の右MFで先発出場を果たした。サイドで起点になりながら、同じくこの冬にレンタルでFCバルセロナから加入したトップ下のカルレス・アレニャとも良い相性を感じさせるプレーを続ける。背番号「5」をつける19歳のレフティは18分に直接FKを担当し、枠内を捉える強烈なショットも披露する(GKのセーブに阻まれる)。
迎えた69分、アレニャを経由したあと、マウロ・アランバリがグラウンダーのシュートでGKの股を抜いてヘタフェが先制! 結局、これが決勝的になり、ホームチームが今季初のラ・リーガ連勝を収めた。久保は80分にフランシス・ポルティージョと交代している。
ヘタフェのホセ・ボルダラス監督は試合後の記者会見で、「ポイントが拮抗したシーズンで、この2連戦できたことはとても重要です」と語るとともに、むしろここで気持ちを引き締めることが重要だと語った。続けて久保にも触れている。
「久保とアレニャはともに、私たちに新鮮な空気、タレント、ラストパス、マッチアップの強さをもたらしてくれました。彼らに非常に満足していますが、この素晴らしいグループがあることを忘れてはなりません。チームメイトの仕事がなければ、この結果は残せなかったでしょう」
そのように指揮官は、久保とアレニャの加入効果を評価する一方、チーム全体のパフォーマンスを何より喜んでいた。
ヘタフェは今季リーグ戦初の連勝で、6勝5分7敗(16得点・18失点)の勝点23で暫定10位。一方、ウエスカは4連敗で、1勝9分9敗(14得点・29失点)の勝点12で最下位のままだ。
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[文:サカノワ編集グループ]