白熱のマドリードダービー、エース競演。スアレスとベンゼマが決める!『マルカ』はレアルのローン組「中間報告」、久保建英の評価は?
アトレチコ・マドリードのルイス・スアレスが決めた!(Photo by Denis Doyle/Getty Images)
来シーズン、果たして誰が復帰するのか?
[スペイン1部] アトレチコ・マドリード 1-1 レアル・マドリード/2021年3月7日(日本時間8日)/ワンダ・メトロポリターノ
スペイン1部、アトレチコ・マドリードとレアル・マドリードのダービーは、ルイス・スアレスのアウトにかける絶妙な技あり弾で首位アトレチコが先制に成功。しかし試合終盤の88分にレアルのカリム・ベンゼマが決めるというエースの競演により、1-1で引き分けた。
両者ともに1ポイントずつ積み上げ、1試合消化試合の少ないアトレチコが勝点59、レアルは勝点54に。負ければ8ポイント差が開いていた3位レアルだが、優勝争いに何とか踏み止まった。アトレチコは残りリーグ13試合。
一方、2021-2022シーズンに向けた選手の動向や契約更新について、様々な噂や話題が出始めている。
そうしたなか『マルカ』は、レアル・マドリードからローンされているタレントについての『中間報告』をまとめた。マルティン・ウーデゴール、ルカ・ヨヴィッチ、ブラヒム・ディアス……果たして来季、誰が復帰するのか? その指標となる現在地を伝えている。
そこでレアルからヘタフェに今季末まで期限付き移籍中の日本代表MF久保建英について、「まだ不確定」と言及。先行きがまったく読めないというニュアンスである。
久保はすでに3チーム目のプレーとなる。RCDマジョルカでは35試合・4得点・5アシストと結果を残したものの、ビジャレアルでも、ヘタフェでも「地位を確立できずにいる」と指摘する。ビジャレアルでは事実上ヨーロッパリーグを戦うための戦力になり(5試合出場)、ラ・リーガでは16試合に出場したものの先発は2試合にとどまった。
国内リーグでチャンスを得るためヘタフェ行きを1月に決断。ただそこでも4試合連続で先発起用したあと、ベンチ要員に。今季公式戦1得点・3アシストを記録しているが、いずれもビジャレアルで決めているもの。
その動向からも、未来がまったく読めないということだ。
マドリードダービーでは、久保と同い年であるロドリゴが先発し、途中からはヴィニシウス、フェデリコ・バルベルデと期待の若手が起用されていった。そうした争いに、来季、久保が加わることはあるのか!? もちろんその可能性を上げるため、あるいは選択肢を増やすためにも、ヘタフェでのまず一発が求められる。レアル・バリャドリード戦では後半45分間プレーして存在感を発揮していただけに、“その日”が近づいているのは確かだ。
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[文:サカノワ編集グループ]