【浦和】500試合出場目前、西川周作が語る塩田仁史の存在「ベテランほどトレーニングを積む姿勢を見せてもらっている」
浦和のGK西川周作。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
週末のC大阪戦で到達なるか。「これからも何より感謝の気持ちを持って」
J1リーグ浦和レッズのGK西川周作が4月15日、オンラインによる取材に応じて、J1リーグ500試合出場まで、あと「1」に迫ったキャリアを振り返り、週末のセレッソ大阪戦(18日15:00@ヤンマースタジアム長居)への抱負を語った。
2005年の大分トリニータでのデビュー、それから16年での500試合到達目前に――。
「いろんな人の支えがあってピッチに立てています。家族がサポートをしてくれて、レッズのトレーナーさんもいろんなことで相談に乗ってくれてきました。いろんなことがありましたが、トレーナーさんのお陰で体を戻してもらったり、助けてもらったりしてきました。これからも何より感謝の気持ちを持って臨んでいきたいです」
ただし、浦和には通算J/J1リーグ582試合出場の阿部勇樹、そしてゴールキーパーでありJ/J1前人未到631試合出場を誇る楢崎正剛がいる。西川自身は周囲に感謝しつつも、自身の記録は、まだまだだと言う。
「僕の『500』は、なんとも思っていません。楢崎選手の記録に追い付き、追い越したいので、一つひとつしっかり戦うことを意識し、健康第一で頑張っていきたいと思います」
一つひとつの積み重ね。それが最も難しいことであり、「1試合」の裏には数多くの支えがある。それを痛感してきた西川だからこそ、その数字にこだわりたいと言う。
「Jリーグの中でプレーしてきた証みたいなものは残してサッカーを辞めていきたいと思っていて、やはり試合数のところで、積み重ねていくことをその一つに考えています。年齢は関係ないと感じています。若くていい選手はたくさんいます。一方、レッズには塩田さんのように、しっかりベテランだけれど、ベテランほどトレーニングを積む姿勢を見せてもらっています。やはり年齢は関係ないす。だから試合数は意識して、健康第一で頑張ります」
そのように今季加入した阿部勇樹とともに今年40歳でチーム内最年長になる塩田の姿勢も、西川に刺激を与えているという。取り組み方次第で、アスリートは進化を続けていける、と。
まずは目の前試合。18日はC大阪とアウェーで対戦する。昨季のヤンマースタジアム長居のカードは0-3で敗れている。
「まだまだ、一つひとつ勝っていくことが大切。上へ行くためには次のセレッソにしっかり勝つことが一番大事です。連戦が続き、ここから非常にハードなスケジュールになり暑さも増していきます。試合に出ている選手のみならず、全員の力が大事になるシーズン、コロナ禍でストレスがかかる生活を強いられる人たちのためにも、自分たちが戦う姿勢と勝利を多くの方に見てもらいたいです」
西川はそのようにC大阪戦の”一戦必勝”を掲げていた。
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[文:サカノワ編集グループ]