鈴木優磨の移籍先に浮上、ボローニャ最優先は中国リーグのストライカー
シント=トロイデンの鈴木優磨。(C)STVV
バーゼルのブラジル人FWもリストアップ。
この夏の移籍を志願しているベルギー1部シント=トロイデンVVのFW鈴木優磨だが、ここに来て、イタリア・セリエAのボローニャFCが候補先に浮上した。日本代表DF冨安健洋が所属しているシニシャ・ミハイロビッチ監督の率いるクラブ。冨安の放出が決定的となってきているだけに、確かにその外国籍選手枠を活用できる。
鈴木は海を渡って2年目となる昨季、ベルギー1部で34試合・17ゴールと活躍。シント=トロイデンとは複数年契約を結んでいるが、移籍金など条件が折り合えば、このタイミングでの移籍が基本的に容認されていた。現地メディアによると、鈴木は全体練習には参加しているものの、これまで実戦形式(練習試合)には参加していないという。
これまでドイツ・ブンデスリーガのヘルタ・ベルリン、トルコ1部のフェネルバフチェSKなどがオファーを出しているというが、鈴木は憧れの舞台でもあるイタリアでのプレーを希望していると見られる。
ただ『トゥット・ボローニャWEB』によると、ボローニャが獲得を希望している「本命」のストライカーは異なるそうだ。優先して交渉してきたのが、中国超級リーグ上海ポートに所属する32歳のオーストリア代表FWマルコ・アルナウトヴィッチだ。
身長192センチの大型ストライカーで、ACL(AFCアジアチャンピオンズリーグ)の浦和レッズ戦にも出場している。
ただし中国リーグでは昨季4試合・3得点など、ここ3年間は二桁ゴールを決められずにいる。
同メディアは、ボローニャがアルナウトヴィッチの獲得ができない場合に備え、あるいはまた別の選択肢「プランB」として、鈴木、さらにはFCバーゼルのブラジル人FWアルトゥール・カブラルをリストアップしているということだ。
上海の要求額が300万(約3億9000万円)、400万ユーロ(約5億2000万円)であれば交渉の余地はあるが、1000万ユーロ(約13億円)以上であれば受け入れられないということだ。
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[文:サカノワ編集グループ]