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大迫勇也の日本復帰は?神戸接触、ブレーメンでは主力の座だが…

大迫勇也。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

ブンデスリーガ2部2試合連続先発。しかしポジションは――。

 ドイツ・ブンデスリーガ2部は開幕から2試合を行い、ヴェルダー・ブレーメンの日本代表FW大迫勇也は2戦連続で先発出場を果たした。ハノーファー96(△1-1)、フォルトゥナ・ドュッセルドルフ(〇3-2)という強豪に対し1勝1分でスタートしたチームをけん引している。

 一方、地元ドイツメディアによると、ブレーメンは財政難解消に向けて、アメリカ代表ジョシュ・サージェント、大迫といった各国代表クラスの実力はあるものの、年俸の高い選手の売却を検討してきた。が、新型コロナウイルスの影響や今夏のEUROとコパ・アメリカ開催(東京オリンピックも若干影響)により夏の移籍市場が“後ろ倒し”の傾向にあり、具体的な進展も見られずにいる。

『ダイヒ・ストゥーベ』は、「大迫自身はヨーロッパでプレーしたいという希望を語っている。オファーがあれば、クラブも止めることはないだろう」「Jリーグのクラブからは具体的なオファーに至るかは分からない」として、日本でもヴィッセル神戸が獲得に関心を示していると話題になっていることを報じている。

 一方、ブレーメンのマルクス・アンファング監督は、大迫をチームの中心選手として据え、これまで2試合連続で先発起用してきた。

 ただし、与えられているポジションは4-3-3のインサイドハーフである。ニクラス・フュルクルクがセンターフォワード、そしてサージェントが右ウイングに入り、そこにボールを確実に収められて前を向ける大迫も絡む再現性のある攻撃を構築できつつある。

 しかし大迫は5・6月シリーズの日本代表での取材時に新シーズンに向けて、どのような環境でプレーしたいか? という質問に対して、「トップ(センターフォワード)で勝負できるところ」と、唯一の条件を口にしていた。

 もちろん現在、そのあたりを解消できたうえでプレーできているのであれば問題ない。

 ただ31歳になったアタッカーが、やはりCFへのこだわりを重視するのであれば……。古橋亨梧の抜けた神戸がリストアップするのはある意味必然とも言えるが、果たして――。

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[文:サカノワ編集グループ]

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