東京五輪世代の齊藤未月、ルビン・カザン退団へ。新天地は…
齊藤未月。写真:上岸卓史(2020年2月撮影)/(C)Takashi UEGISHI
湘南から1年半のレンタル期間を終えて。
ロシア・プレミアリーグ(1部)FCルビン・カザンのMF齊藤未月( SAITO MITSUKI )がこの夏、チームを退団することになった。ロシアの複数メディアが報じている。
齊藤は1999年1月10日、神奈川県出身、22歳。166センチ・66キロ。キャリアは、藤沢FC ― 湘南ベルマーレジュニア ― 湘南U-15平塚 ― 湘南ユース ― 湘南 ― ルビン・カザン。2016年、高校3年時にプロ契約を締結している。
通算成績はJ1リーグ80試合・4得点、J2リーグ30試合・0得点、ルヴァンカップ17試合・0得点、天皇杯6試合・1得点。
齊藤はロシアに渡ったあとのトルコキャンプで足首靭帯を損傷。その後、2021年8月6日のUEFAカンファレンスリーグ予選ラコフ・チェンストホヴァ戦でベンチ入りを果たしたものの、これまで公式戦の出場を果たせずにいた。
『ニヴァ・スポーツ』によると、ルビン・カザンは新たな選手獲得を進めていて、そのため外国籍選手の枠が上限に達してしまうという。そのため、齊藤を放出せざえるを得ないということだ。
また『スポーツ・ロシア』によると、齊藤はヨーロッパでのプレー続行を希望して、複数のクラブと交渉を行っているそうだ。しかし、現状では湘南への復帰の可能性が高いと見られるという。
齊藤は東京オリンピック世代にもあたり、久保建英(レアル・マドリード)、谷晃生(湘南)、橋岡大樹(シント=トロイデンVV)、安部裕葵(FCバルセロナ)らとともに臨んだ2018年のインドネシアU-19アジア選手権、翌年のポーランドU-20ワールドカップでキャプテンを務めている。
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[文:サカノワ編集グループ]