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柏が選手への誹謗中傷に「このような行為のないよう」理解を求める。三木谷会長は審判団に抗議、神戸MF齊藤未月…全治1年の重傷を受けて

齊藤未月。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

クラブは日本サッカー協会審判委員会に意見書を提出。

 柏レイソルは8月22日、19日に行われたJ1リーグ24節のヴィッセル神戸戦で、神戸の齊藤未月が柏の選手との接触から重傷を負ったことについて、その当該選手へのSNSでの誹謗中傷が見られるとして、そうした行為を慎むように理解を求めている。

 齊藤はノエビアスタジアム神戸での一戦、前半20分にセットプレーの流れからゴール前にて、左足でシュートを放った。その際、左ヒザを柏の2選手に挟まれる形でブロックされた。するとその場から立ち上がれず齊藤はストレッチャーで運ばれ、交代を余儀なくされた。

 クラブは後日、齊藤の負傷について、左ヒザ関節脱臼、左ヒザ複合靱帯損傷(前十字靭帯断裂、外側側副靭帯断裂、大腿二頭筋腱付着部断裂、膝窩筋腱損傷、内側側副靭帯損傷、後十字靭帯損傷)、内外側半月板損傷で、全治約1年と発表した。

 そうしたなか柏は公式サイトで、「試合後より、強化担当や当該選手から先方にお詫びさせていただいております。齊藤選手、そのご家族様や関係する方々にお見舞いを申し上げるとともに、1日も早く回復されることを心よりお祈りしております」と報告。そうしたなかで一方、「同件に際しまして、SNS上で該当選手に対する誹謗中傷が散見されます。ファン・サポーターの皆様にはこのような行為のないように、ご理解ご協力をいただきますようお願い申し上げます」と呼び掛けている。

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 このシーンについて、VARの介入もなかったことから、ヴィッセル神戸の三木谷浩史会長(楽天グループ代表)が自身のツイッターで審判団の対応に猛抗議。クラブは日本サッカー協会審判委員会に意見書を提出しており、さまざまな論議を呼んでいる。

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