「メンタル含め自信に」マスカット監督手応え。横浜FM、ついに首位川崎と1ポイント差
前田大然。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
前田大然の先制点に「自分たちを信じた結果」。
[J1 26節] 鳥栖 0-4 横浜FM/2021年8月25日19:03/駅前不動産スタジアム
J1リーグ、横浜F・マリノスが前田大然、レオ・セアラ、水沼宏太、そして仲川輝人のゴールで、サガン鳥栖に4-0の大勝を収めた。これでアビスパ福岡に今季初黒星を喫した首位の川崎フロンターレとの勝点差をついに「1」に縮めた。
鳥栖に退場者が出る前に奪った41分の先制点。GK高丘陽平→DF松原健→FWレオ・セアラ→FW前田とつないだ、高精度のパスと有機的な立ち位置、そして相手のプレッシングの反動を利用しながらも全員で意識を共有して生まれた、理想的と言えるゴールだった。
横浜FMのケヴィン・マスカット監督は次のように、このゴールについて頷いた。
「あのようなゴールを狙うように、ずっと意識してきました。選手たちもあの動きをすることで、『このようにやっていけるんだ』とピッチの上で理解し合えていたことが分かります。特に前半は相手のプレス、中央でもマンツーマンで来ていましたし、自分たちのプレスのところでアグレッシブさがちょっと不足を前半感じていました。しかし、そこで自分たちを信じ、止まることなくやった結果が、あのゴールにつながったと思います」
修正しながら決めたゴール。しかも、新戦力が連動し合って生まれた得点であることにも大きな価値を見出せる。そして就任から6試合を率いた指揮官は、「選手、スタッフとともにいい姿勢で、一つひとつ取り組み、メンタルの部分を含めて自信を持てています。しかし、ここでとどまらず、成長が大事であり、引き続き次の試合に向けて準備をしていきたいです」と、チーム全体での心技体の充実を口にしていた。
28日はホームで最近5試合4勝1敗と好調な鹿島アントラーズを迎え撃つ。
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[文:サカノワ編集グループ]