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大迫勇也2ゴール!!1点目のPKは「川崎の選手がみんな『あっちに蹴る』と言ったので、逆に蹴った」。首位・神戸が川崎と2-2ドロー

大迫勇也。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

2点目はCKから空中戦でシミッチを制圧。

[J1 16節] 神戸 2-2 川崎/2023年7月22日19:03/ノエビアスタジアム神戸

 J1リーグ順延分の16節、注目の対決は首位ヴィッセル神戸が元日本代表FW大迫勇也の2ゴールで、川崎フロンターレに2-2に追い付いた。J1リーグは全チームが21試合消化で並び、神戸が勝点44で、2位横浜F・マリノスに1ポイント差をつけた。得失点差でも5点差。

 神戸は前半のうちにミスもあり2失点。しかし後半に入り、チーム全体で盛り返すと、59分、家長昭博のハンドのファウルで得たPKを大迫が決めて1点差に。その3分後、コーナーキックから再び大迫が滞空時間の長いジャンプヘッドで、マーカーのジョアン・シミッチに完全に競り勝って2点目! 瞬く間に同点に追い付いてみせた。

 試合はそのまま2-2でドロー。前週に首位だった横浜F・マリノスを撃破した川崎は、2週連続での“首位食い”を目論んだものの及ばず……。試合の分水嶺となったベテラン家長のハンドは、あまりにもったいないファウルとなってしまった。

 大迫は試合後のDAZNのフラッシュインタビューで、「前半不甲斐ない試合をしてしまい、ハーフタイム、『サポーターの前で後半違う姿を見せよう』とみんなで話し合い、それが実行できました」と喜んだ。また、重圧のかかった1点目のPKのシーンについて、「川崎の選手がみんな『あっちに蹴る』と言っていたので、その逆に蹴るだけでした」と、ピッチ上で起きていた“駆け引き”についても明かした。一方、「(2点目は)気持ちで決められました。ただ3点目を決めるチャンスがあっただけに、ここから期間が空くので(8月第1週まで中断期間)また練習したいです」と気持ちも引き締めていた。

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 大迫はアンデルソン・ロペス(横浜F・マリノス)を1点上回り16ゴールで得点ランキングで1位に。重圧をはねのけての今なおハンパない2ゴール――。33歳のストライカーはさらに進化を遂げ、チームに勝点をもたらしていく。

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