【浦和】悔しい鈴木彩艶「埼玉スタジアムでの決勝に行きたかった」。ルヴァン杯準決勝、C大阪に敗れる
浦和の鈴木彩艶。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
ニューヒーロー賞、有力候補の一人。
[ルヴァンカップ 準決勝 第2戦] C大阪 1-0 浦和/2021年10月10日15:03/ヨドコウ桜スタジアム
※2試合トータル2-1で、C大阪が決勝進出
ルヴァンカップ準決勝の第2戦、セレッソ大阪が1-0で浦和レッズに勝利を収め、2試合トータルスコア2-1として決勝進出を決めた。もう一方のカードでは、名古屋グランパスはFC東京に2戦トータルスコアで上回り、ファイナルへの切符を手にした。
鈴木彩艶は試合後、「埼玉スタジアムに戻って決勝に行くことを目標にしてきたので、それが達成できず悔しいです」と肩を落とした。
この日も正確なセーブを続けた。それだけに失点シーンは痛恨だった。
加藤陸次樹に一旦DF岩波拓也が競り合いボールに触れたものの、クリア仕切れずそのまま拾われた。そこで、岩波の再チェイス、あるいは戻ってきていた西大伍のフォローも待ったが、その一瞬の間を突かれて、上を突く豪快弾をねじ込まれた。
鈴木は振り返る。
「シュートを打たれる前に、(加藤の)死角があったので、そのタイミングで寄せることができれば、(シュートを)自分の体にぶつけることはできたのではないかと思っています」
シュートに来る――その瞬間の判断を一つ教訓にしていた。
「チームとして目標としてきた一つ(ルヴァンカップのタイトル)を達成できなかったので、残りリーグ戦3位と天皇杯を目指し、この経験を還元できるようにしていきたいです」
このルヴァンカップでプロデビューを果たし、途中からは正ゴールキーパーと言える立場で戦ってきた。ニューヒーロー賞の有力候補の一人でもある。東京オリンピック日本代表にも選ばれた19歳の新守護神候補は、静かに悔しさを滲ませ、前を向こうとしていた。
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[文:サカノワ編集グループ]