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【鹿島】日本代表選出の上田綺世が湘南戦へ「レネに1勝を」

鹿島の上田綺世。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

ヴァイラー監督のもとリーグ初陣、新体制初勝利を誓う。

[J1 5節] 鹿島 – 湘南/2022年3月19日15:00/カシマサッカースタジアム

 カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選ラスト2連戦(24日オーストラリア戦:アウェー、29日ベトナム戦:ホーム)に臨むサッカー日本代表に選出されたJ1リーグ鹿島アントラーズのFW上田綺世が3月17日、クラブによるオンラインによる取材に応じて、週末の湘南ベルマーレ戦に向けて抱負を語った。

 レネ・ヴァイラー監督の合流から4日が経ったが、23歳のストライカーは湘南戦で「監督の言っていることを体現しながらも、多少は(自分)らしく勢いを持ってチャレンジしていきたいです」と意欲を示す。

 ヴァイラー監督の印象について問われた上田は、「強度やスプリントのところはもちろん、オフ・ザ・ボールでどのような意識を持つかをすごく重要視されている監督だという印象を受けています」と語る。岩政大樹コーチの体制から大きく変わったわけではなく、「強度はもともと持っていたものであり、さらにスピリント、パススピードなど細かい攻撃を上げていくことで、それが強度の向上にもつながっていくと思います」と言う。

 ヴァイラー監督合流翌日のルヴァンカップ・グループステージ(GS)の大分トリニータ戦は、先制したあと逆転を許して再逆転に成功。しかし試合終了間際、3-3に追い付かれた。上田もPKで1ゴールを決めた。

 そしてレネ態勢初勝利に向けて、湘南戦へ決意を示す。

「結果はもちろんですが、内容の部分、自分たちが新しいことを始めているなかで、どのような課題があるのかをしっかり整理し、その中で、大分戦で出た課題、逆にできた部分を、次へどのように持っていくかの準備が必要だと思います」

「監督も来たタイミングなので、まず1勝。レネにとっても、すごく自信になる1試合になると思っています。監督の言っていることを体現しながらも、多少は(自分)らしく、僕らの勢いを持ってチャレンジしていきたいです」

 1月の代表候補合宿には選ばれて流通経済大学との練習試合でハットトリックを達成し、今回、日本代表に久々に招集された。

「まずは湘南戦があるので、そこしか考えられていないです」

 上田はあくまでも一戦必勝のスタンスで、レナ体制のリーグ初陣初勝利に照準を絞る。

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[文:塚越始]

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