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鈴鹿のJリーグ加盟資格、「失格」の可能性も。停止処分継続で6月最終決定

鈴鹿ポイントゲッターズの(左から)三浦泰年監督、三浦知良、吉田雅一社長。(C)鈴鹿ポイントゲッターズ

八百長未遂と不適切な金銭授受などを受けて。

 Jリーグは4月26日に理事会を開催し、JFL(日本フットボールリーグ)の鈴鹿ポイントゲッターズの「Jリーグ百年構想クラブ」の資格停止処分を継続すると発表した。ガバナンスの見直しを放っているクラブからの最終的な報告を受けて、6月のJリーグ理事会で同資格の扱いについて最終決定が下される。最悪の場合、「失格」もあり得る。

 この問題は2020シーズン、クラブ役員からわざと試合に負けることを選手たちに求めるなど、八百長の未遂となるやり取りも確認された。

 そして、負けを強く指示していたクラブの元執行役員に対する「適切ではないと考えられる金銭のやり取りが存在していたことなど、クラブのガバナンス体制に不備があると判断しうる複数の事情が認められた」。

 2月28日の時点で(すでに八百長疑惑は把握)、Jリーグは「百年構想クラブ」規程に定める『Jリーグの目的に反する行為』と判断すべきと捉え、同資格を停止すると発表。4月5日のJFLと日本サッカー協会からの最終的な懲罰処分の決定後、Jリーグは関係者からヒアリングを実施してきた。

 そして今年6月末がJ3ライセンスの申請期限となっている。そのため6月の理事会までに資格停止処分の条件となるガバナンス体制の改善、ステークホルダーからの支援継続が確認されれば、同条件の解除が検討される。逆にそれらが不十分だった場合、最悪の場合は「失格」、さらには資格停止処分の継続もあり得る。

 ただし、あくまでJFAとJFLから鈴鹿への懲罰処分が下されており、Jリーグとしては、定められている「百年構想クラブ」の規定を満たすかどうかを見定めていくというスタンスだ。

 鈴鹿には今季、三浦知良が横浜FCから期限付き移籍で加入。三浦泰年監督とともに兄弟で、Jリーグ昇格を目指している。

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