【カタールW杯】リュディガーの“欽ちゃんステップ”、挑発ではなく…本人が意図を明かす。浅野拓磨と並走、日本代表vsドイツ代表で物議に
カタールW杯のドイツ代表 - 日本代表戦、「相手をバカにしていたのか?」とリュディガーの“欽ちゃんステップ”が物議を醸している。 ※ドイツメディア『ビルド』より
OBはドイツ代表公式アカウントの投稿を問題視。
[カタールW杯 E組 第1戦] ドイツ代表 1–2 日本代表/2022年11月23日16:00(日本時間22:00)/ハリーファ国際スタジアム
カタール・ワールドカップ(W杯)グループEの第1戦、日本代表が堂安律と浅野拓磨のゴールで、ドイツ代表に2-1の逆転勝利を収めた。日本は次戦、27日の日本時間19時(現地13:00)からコスタリカ代表と対戦する。勝てば決勝トーナメント進出が決まる可能性もある。
この試合の後半途中、ドイツ代表センターバックのアントニオ・リュディガー(Antonio Rüdiger レアル・マドリード)が日本代表の浅野拓磨と並走した際、足を大きく振り上げて、さらに腕も広く振ってカバー。前進する“欽ちゃんステップ”のようになり、これが相手を挑発しているのではないかと物議を醸した。
リュディガーはこれまでの所属先でも、同様のスタイルで全力疾走するシーンがあった。本人としては決して相手を侮辱しているわけではなく、過去に『シュポルト1』では、次のように語っている。
「(足と腕を大きく振り上げて走るフォームの理由は?)純粋にそのほうが速い、と思っているからそうしているだけです。それが面白いと思ってもらえたら、一緒に笑いたいよ」
VfBシュツットガルトのセカンドチームから這い上がってきたリュディガーは、対戦相手のFWについて徹底的に調べてから試合に臨んでいるという。ジャガー浅野の“スピード”についても把握していたことから、全速力モードを活用したようだ。
ただし一方で、「チェルシーとニューカッスルの試合でそれを見て言っている人も多いでしょう。正直に言うと、その試合ではスタジアムがあまりに静かだったので、わざと少しアクションを起こしてみました」とも語っている。
そのように、やはり本人は相手を挑発しているつもりはないものの、パフォーマンスの意味もあったのかもしれない……。
ドイツではその走りとともに、ドイツ代表の公式ツイッターがこのシーンを、笑いの絵文字を添付して紹介したことが問題視されている。ドイツ代表OBのディートマー・ハマン氏(@DietmarHamann)は、「こんな投稿までして情けない。相手を中傷するのは、ゲームの精神に反している。リュディガーが悪いのではない。プロ意識に欠け傲慢だ!」と、そんな投稿も容認してしまうDFB(ドイツサッカー連盟)の姿勢を批判している。
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