【日本代表 採点・寸評】W杯ドイツ撃破、4人に最高点「5」! 計12選手が高評価。MOMはゴールをこじ開けた堂安律を選出
カタールW杯、ドイツ代表から初勝利! 日本代表が歓喜に沸いた。(Photo by Robert Cianflone/Getty Images)
ジャガー浅野には本気で得点王を狙ってもらいたい。
[カタールW杯 E組 第1戦] ドイツ代表 1–2 日本代表/2022年11月23日16:00(日本時間22:00)/ハリーファ国際スタジアム
カタール・ワールドカップ(W杯)グループEの第1戦、日本代表が途中出場の堂安律と浅野拓磨のゴールで、ドイツ代表に2-1の逆転勝利を収めた。2014年の優勝チームからの勝利に。
この試合に出場した日本代表の選手の採点をまとめた。5段階評価で、最高点は「5」、最低点は「1」。
最高点「5」は先発した遠藤航、そして途中出場の堂安、冨安健洋の3人。「4」浅野ら9人と高評価が計12人に。及第点の「3」が4人だった。
サッカーはゴールをこじ開ける作業が最も難しいという原点に立ち返り、【マン・オブ・ザ・マッチ】は堂安を選んだ。
▼採点の見方
ポジション
背番号 選手名 採点
寸評
※通信簿にちなみ5段階評価で採点。
「5」が最高、「1」が最低。
対象は原則プレー時間20分以上。
【日本代表:ドイツ代表戦]
■先発■
GK
12 権田修一 4
PKを与えたシーンは、体がついていけなかった。ただその後、シュートに対する立ち位置が完璧で、後半は怒涛のラッシュを封じ切った。
DF
19 酒井宏樹 4 (▼74分)
フィジカル面でドイツと互角に戦えた一人。68分、高い位置から浅野へのヘッドによる好パスは、反撃の糸口となった。
22 吉田麻也 4
前半はボールへ行けずラインを下げたが、3バック変更後、反撃時は高い位置で起点に。同点ゴールでも始点となった。
4 板倉滉 5
後方のスペースを埋めながら、ゴール前の混戦ではよく体を張った。浅野へのフィードで逆転弾を演出した。
5 長友佑都 3 (▼57分)
危険なエリアを埋めながらセーフティに対応。久保らの良さを出せなかったが、コスタリカ戦へ良い感触を掴めた印象。
MF
6 遠藤航 5
脳震盪からの復帰戦、中盤の若いタレントのアジリティに苦戦を強いられたが、後半はマークがハマり対応。バイエルンのフィジカルモンスター、ゴレツカとのデュエルにも勝った。
17 田中碧 3 (▼71分)
高い位置へのプレスは効いていた。一方、ギュンドアンやミュラーへのプレスバックが行ったり行かなかったり、ボールへ行けなかったりと中途半端だったのは気になったところ。
11 久保建英 3 (▼HT)
ハフェルツらのプレスに苦しむ場面も。右サイドや中央に入るなど工夫もして攻撃に変化を与えた。ただ足首を傷めて前半で交代に。
14 伊東純也 4
ラインブレイクの役割を担い、明らかにボディブローのように効いた。逆転ゴールは伊東がパンチに繰り返し、最後に浅野が仕留めたような形に。
15 鎌田大地 4
ゴールこそなかったが、スイッチを入れる役割を担った。本人は「今年一番よくなかった」。
FW
25 前田大然 3 (▼57分)
幻のオフサイドゴール――。勝負どころでは単発ではなく周囲と連動したプレスをかけられると、そのスピードはさらに脅威を増しそうだ。
【交代出場】
DF
16 冨安健洋 5(▲HT)
左ストッパーに入り流れを作った。ほぼ完ぺきと言える守備を見せた。試合終盤再び大腿部を傷めたのが心配だ。
MF
9 三笘薫 4(▲57分)
持ち味のカットインから同点ゴールをもたらした。1試合に必ず1回は何かを起こせるのは強み。次、ゴールを決めて最高点を! 冨安と同サイドを組むとなれば、今大会屈指の強さを見せそうだ。
FW
18 浅野拓磨 4 (▲57分)
ゴールへ矢印を向け続けて、カウンターから逆点ゴール。終盤の息切れは気になるものの、このまま本気で得点王を狙ってほしい。
MF
8 堂安律 5(▲71分)【MAN OF THE MATCH】
交代出場直後にゴール! アジリティをやや欠くドイツ守備陣の上を行った。「結果」を残したことでMOMに選出。
MF
10 南野拓実 4 (▲74分)
三笘とともに左サイドを打開。シュート性のクロスから同点ゴールをもたらした。
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