【日本代表】鎌田大地へのフランクフルト延長オファーの内容が明らかに。一方、バルセロナ、トッテナム、ドルトムントの提示額は…
フランクフルトの鎌田大地。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
意外にも、基本給がゲッツェと比べて――。
果たして日本代表MF鎌田大地は2023-2024シーズン、アイントラハト・フランクフルトに残留するのか!? あるいは新天地を求めるならば、どこでプレーすることになるのか。
カタール・ワールドカップ(W杯)でも活躍した26歳の日本代表アタッカーは今季末で契約満了を迎えるものの、まだフランクフルトとの契約延長には応じていない。マルクス・クレシェ・スポーツダイレクター(SD)は12月28日に『キッカー』で、鎌田にすでに延長オファーを出したと語っていた。また『ビルド』は1月2日、鎌田とエヴァン・ヌディカへの契約延長オファーの内容を明らかにした。
二人には2026年まで3シーズンの複数年契約を提示。ドイツ代表GKケヴィン・トラップの350万ユーロ(約4億8000万円)、マリオ・ゲッツェの300万ユーロ(約4億1000万円)に次ぐ基本給が提示されているという。そこに勝利給や出場給などが加わり、その額も大幅にアップされた。
ただし、ヌディカは残留する見込みだが、鎌田についてはクラブも「厳しい」と見ている。何より、獲得を検討しているボルシア・ドルトムント、FCバルセロナ、トッテナム・ホットスパーFCが、「単純に2倍以上のサラリー支払うことができる」のだ。そして鎌田も年齢的に、もうワンランクアップ上のクラブを目指している。
フランクフルトとしては規模的に提示できる最大の条件を提示しているということだ(とはいえ、ゲッツェより“低評価”というのは意外だが)。
上記3チーム以外にも、イングランド・プレミアリーグの複数クラブ、SLベンフィカなども獲得に名乗りを上げる。フランクフルトでUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメントを戦い切り、恩義あるクラブに“財産”を残してメガクラブへ――。そんな日本代表アタッカーの将来のシナリオが見えてくる。