【鹿島】鈴木優磨「面白いメンバーが揃い、本当にタイトルを求められる時が来た」。ラストパス数はリーグ2位「39本」、今季の目標はゴール+アシスト『25』
宮崎キャンプでの鹿島の鈴木優磨。(C)KASHIMA ANTLERS
「ハマった時は得点もアシストもできる。長年やりながらプレースタイルが変化してきていて、自分でも面白いなと感じています」
J1リーグ鹿島アントラーズのFW鈴木優磨が1月23日、キャンプ地の宮崎県宮崎市からオンライン取材に応じ、「面白いメンバーが揃いました。本当にタイトルを求められる時が来たなと思います」と2023シーズンへの決意を示した。
復帰2シーズン目。昨季はゲームキャプテンも務めてフル稼働し、チームを支えつつ牽引して、リーグ32試合・7得点・10アシスト(公式戦通算41試合・9得点・10アシスト)を記録した。
今季そこに、2018年のACL(AFCアジアチャンピオンズリーグ)制覇をともに成し遂げた昌子源、同シーズン途中まで在籍した植田直通が加わった。
「苦しい時をともに経験しているメンバーと、そこに新たな選手が融合し、いいものにしていけると感じています。(二人の復帰は?)自分自身が考えていることを共有できるメンバーが帰ってきたのは嬉しいし、共有できるところが大きいほど、チーム作りを進めていくのもスムーズになると思います。二人が帰ってきてくれたのは、チームにとってもですが、僕にとってもデカいです」
鈴木自身は「4人制キャプテン」の一人に指名された。そしてピッチ内では、これまで新たなポジションにもトライ。岩政大樹監督からは、よりポリバレントな役割を期待されている。
「新しいポジションにチャレンジしていて、長年やりながらプレースタイルが変化してきていて、自分でも面白いなと感じています。ハマったら得点やアシストもできています。前線のいろいろなポジションをやる可能性があると(岩政)大樹さんから言われているので、どのような形でも対応できるようにしています。新鮮味をもってできています」
鈴木の昨季ラストパス数「39本」は、柏レイソルのマテウス・サヴィオの49本に次いでリーグ2位だった。勝利のため、自身がゴールに絡むのはもちろん、チームの最大値を引き出す、というテーマにも取り組む。
「今年はより数字を強調していきたいと思っています。本当にいいメンバーが揃って、自分に対しても厳しく、結果を求めていきます。目標は得点とアシストを合わせて、デカく『25』に決めています。いいメンバーが前にいるので、それぐらいデカくやらないと、自分が試合に出るのを前提として、優勝できないと思います。そこを目指していきます」
そして鹿島のスタンスとして「もっともっとハングリーになって、活躍したい気持ちがチームにプラスになるので、自分もそうしますが、みんなに求めていきたいです」と、鈴木自身もギラギラし、挑んでくるような突き上げにも期待していた。