移籍金110億円超！三笘薫の同僚カイセドにアーセナル再オファー。ブライトンは…

今シーズンは放出しない方針を改めて強調。

　ヨーロッパ主要リーグの冬の移籍市場のリミット１月31日を前に、イングランド・プレミアリーグのブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCに所属するエクアドル代表MFモイセス・カイセド（Moises Caicedo）を巡り、“激しい攻防”が繰り広げられている。

　ブライトンはチェルシーFCの5500万ポンド（約88億4000万円）のオファーを拒否。そのあとアーセナルFCが6000万ポンド（約96億円）で最初の打診、さらに29日にはオプション込みで7000万ポンド（約112億円）と増額して再オファーを出したという。

　しかし移籍情報を専門とするファブリツィオ・ロマーノ氏（@FabrizioRomano）によると、ブライトンはこのボランチを今シーズン放出しない方針を改めて示し、むしろ、その姿勢を強めているそうだ。

　21歳のカイセドは28日、自身のツイッター（@MoisesCaicedo55）で「私の夢は、エクアドルの歴史の中で、最も多くのタイトルを獲得すること」「ブライトンに記録的な移籍金をもたらせれば、それは誇りに思います」とメッセージを発信。するとブライトンはカイセドを練習から除外、FAカップのリバプール戦のメンバー外となった。

　ちょうどカイセドの仲介人業者が変更された直後、こうした動きは起きている。ブライトンのロベルト・デ・ゼルビ監督はリバプール戦後の記者会見でこの件について問われると、次のように答えている。

「カイセドはナイスガイ。気持ちは理解できます。21歳で欧州カップ戦に出場しているビッグクラブからオファーが来れば、それは悩むに違いありません。シーズン終了まで一緒にいてほしいですが、彼がいなくても前に進む準備はできています」

「私はトニー・ブルーム（ブライトンのオーナー）と何度も話しました。私たちは良いチームで、意見をよく聞いてくれます。移籍市場はチームを改善する機会にすぎません。すでにトロサールを失い、カイセドまでも失った場合、来シーズンの欧州カップ戦への出場権を獲得し、リーグ戦で最高の成績を残すという目標達成へ問題が生じる可能性があります. そんな状況になるのは嫌です」

　カイセドは2025年６月までブライトンと契約を結んでいる。さらに価値が高騰する前に獲得したいのがアーセナルなどの思惑でもある。プレミアリーグ首位に立つガナーズから、より増額した三度目のオファーが出される可能性もあるそうだ。