【日本代表】遠藤航の「システム論」。見るのは最終ラインの枚数ではなく――
遠藤航(右)。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
「中盤としては、3枚か4枚かよりも…」
[カタールW杯アジア最終予選 第7戦] 日本代表 – 中国代表/2022年1月27日19:00/埼玉スタジアム
サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)が1月27日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第7戦、中国代表と埼玉スタジアムで対戦する。遠藤航(VfBシュツットガルト)が試合前日の26日、オンラインによる取材に応じて、その試合への抱負などを語った。
遠藤は最近3試合、4-3-3のアンカーで臨んでいる。今回、吉田麻也と冨安健洋が負傷により不在だが、「ケガ人が多いなかでやらなければいけないのは、もちろんいい状態ではありませんが、他にもいい選手はいます。とにかくみんなでこの2試合を勝てるように、いい準備をしたいと思います」と気を引き締める。
対する中国はリー・シャオポン監督が就任。4バックあるいは3バック(5バック気味)、どちらで臨んでくるのか読めない。帰化選手のアロイージオ、アランらのコンディションによって、スタメンの顔触れも変わってきそうである。
ただ遠藤は、自身のシステムの“見方”について、次のように興味深い話をしてくれた。
「(5バック、あるいは4バックで読めないが?)後ろの枚数が1枚多いか少ないかのところでは、僕よりも、前線の選手のほうが気にしていると思います。中盤としては、(最終ラインが)3枚か4枚かよりも、中盤の配置がアンカー気味なのか、2ボランチ気味なのか、そこのほうが気になるところです。相手の配置を見ながら、自分たちのポジショニング、自分の立ち位置を変えていければいいと思っています」
そのように遠藤目線のシステムの“留意点”について語った。
日本はこのあと2月1日、再びホームの埼スタでサウジアラビアと対戦する。
最新のFIFAランキングは、日本が26位(アジア2位)、サウジアラビアが51位(同6位)、中国が74位(同8位)。
最終予選の成績は、サウジアラビアが5勝1分(9得点・3失点)の勝点16で1位、日本が4勝2敗(5得点・3失点)の勝点12で2位、中国は1勝2分3敗(7得点・11失点)の勝点5で5位。2位以内がW杯の出場権を獲得、3位はプレーオフに回る。
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[文:サカノワ編集グループ]