“ネイマール劇場”、タックルした伊東純也にイエローカード
ネイマール。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
足裏を見せたようだが、ナイスタックルとも言えそうで…。
[フランス1部 20節] パリSG 1-1 スタッド・ランス/2023年1月30日20:45(日本時間31日3:45)/パルク・デ・プランス
フランス1部、スタッド・ランスがアウェーでパリ・サンジェルマンと1-1で引き分けた。59分にパリSGのマルコ・ヴエラテッィが退場処分を受けて、数的優位に立ったランスが攻め続けたが、決勝点を奪うことはできなかった。伊東純也は右ウイングバックで先発し、83分に交代している。
この試合の39分、伊東がネイマールへのファウルでイエローカードを受けた。
カタール・ワールドカップ(W杯)にも出場した日本代表アタッカーは、それまでにもネイマールへのチェイスからボール奪取に成功。再び右サイドでこのブラジル代表の10番と対峙した際、スライディングでボールへ行く。そこで交錯したネイマールだが大げさに転倒し、声をあげて痛がる。
すると主審は伊東へイエローカードを提示したのだ。この判定に、伊東もランスのチームメイトもなぜだと抗議をした。
スローのVTRで確認すると、ネイマールのボールタッチが少し大きくなったところを見逃さず、伊東がスライディングへ行っていることが分かる。ボールをとらえたあとの足に、ネイマール突っかかっている形に。
確かに一瞬足裏を見せていて、それが警告の対象だった印象も受ける。が、伊東のナイスタックルでノーファウルだった、と言われても受け入れられそうなプレーだった。
そのあと数的優位に立ったアウェーチームはシュート数でも17本対12本と上回ったものの、勝ち越しはならず。結果的にイエローカードを受けていることも影響して伊東は交代に。先制点を決めていたネイマールも85分にピッチを退いている。試合は1-1で引き分けた。