トッテナム迷走か…ナーゲルスマンとデ・ゼルビが新監督就任の打診を“拒否”
バイエルン監督時代のナーゲルスマン。(Photo by Dean Mouhtaropoulos/Getty Images)
パリ・サンジェルマンもナーゲルスマンに関心を示すが、反対の声も多い!?
成績不振によりイタリア人のアントニオ・コンテ監督を解任したイングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパーFCだが、後任監督の人選が難航している。
今季のタイトル獲得を目指していたスパーズだが無冠が決定したことを受けて、3月26日、コンテ監督の解任を決めた。残りのシーズン、クリスティアン・ステッリーニが監督代行を務めることとなった。
ただし、その2日前、トッテナムがリストアップしていた(ことも感づかれていた)ドイツ人のトーマス・トゥヘル氏が、バイエルン・ミュンヘンに引き抜かれてしまった。
それでも現在実績のあるフリーの監督が多く、そういったマーケットの状況も考慮してのコンテ監督の早い段階での解任に。しかし、その後も後手を踏んでいるという。
『トークスポーツ』によると、バイエルンを解任されたドイツ人ユリアン・ナーゲルスマンにまず打診したものの断られたそうだ。しかもナーゲルスマンは、グレアム・ポッターが解任されたチェルシーでの指揮のほうに興味を持っているそうだ。
さらにもう一人の候補であるブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCのイタリア人ロベルト・デ・ゼルビ監督からも“拒否”された。日本代表FW三笘薫と共闘するデ・ゼルビは、ブライトンで継続して指揮を執ることを望んでいるという。
ちなみにパリ・サンジェルマンもナーゲルスマンをリストアップ。ただ、タレント軍団を率いるのに戦術家であるこの35歳の青年監督は適していると言えないのではないか――という声が多く聞かれるそうだ。
もちろん、まだ一発逆転は十分に狙える。ただ今後の補強にも影響しかねないだけに、新指揮官は1日も早めに決めたいところ。
トッテナムは現在リーグ戦15勝5分9敗の勝点50で、CL出場権圏内の4位。ただし5位のマンチェスター・ユナイテッドと勝点で並ばれている。